ゴールド、5,000ドル割れで下方向への流れ強まる
FRBは政策金利を3.50-3.75%に据え置いた。最新のドットプロットでは2026年に1回程度の利下げが示されたと報じられている。
パウエル議長は会見で、イラン情勢を含む中東リスクと根強いインフレへの警戒を強調し、市場は「急いで利下げしない」とのメッセージとして受け止めている。
ゴールドは5,000ドルを割り込み軟調推移。ドル高と米実質金利の上昇が重しとなる一方、中東情勢など地政学リスクの高まりが安全資産需要として下値を支える構図となっている。
本日は日銀・BOE・ECBと主要中銀イベントが集中。インフレ抑制を優先するか景気配慮を重視するかというスタンスの違いが、円・ユーロ・ポンドなど主要通貨の動きに反映されやすい。
前日価格変動TOP3
- XTI/USD(WTI原油/米ドル) +3.85%
- XAU/USD(ゴールド/米ドル) -3.73%
- BTC/USD(ビットコイン/米ドル) -4.08%
マーケットハイライト
- FOMC政策金利3.50-3.75%に据え置き、パウエル議長は中東情勢の不確実性を強調
- 米コアPPIは3.9%と予想上振れ、インフレ圧力再燃で利下げ後退観測
- 日銀は本日据え置き観測も、スタグフレーション懸念で判断複雑化
- SECが暗号資産指針案を提示、デジタル証券など一部資産の規制枠組みを整理
- 米株反落、利下げ開始時期不透明と中東リスクでリスク選好一服
- 日経225反落、米株安と中東リスクで利益確定優勢の調整局面
- ドル円反発、160円接近上昇も介入警戒で上値は限定的
- ユーロドル・ポンドドルは米金利高と政策不透明感でドル買い優勢
- WTI原油は急騰、イラン南部施設攻撃報道で供給不安が再燃
- ゴールドは5,000ドルを割り込み軟化、リスク選好の改善とドル高で急速に調整
- ビットコイン大幅反落、暗号資産は規制強化観測と金利高で売り優勢
ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。
ゴールドは、上昇局面から下方への転換が始まった初動局面にある。
持続性はなお保たれているが、その方向はすでに下落側へ傾いており、現局面を単なる押し目調整とみなすのは適切ではない。
各指標によると、上方への過熱感は解消され、モメンタムは売り優位へ移行している。変動率の拡大は限定的であり、相場は秩序を伴いながら下方へシフトしている段階にある。
価格が5,000.00を割り込んだことにより、この水準はサポートから戻り売りの分岐点へ役割を変えた。次の焦点は4,800.00(ATR8.0水準)であり、上昇構造の維持を判断するうえで重要な価格帯である。
ここを明確に下抜けた場合、2月以来の安値水準(4610.00:ATR6.0)を試す展開となり、上昇シナリオの再考が必要となる。

現局面は、「5,000.00下では下方拡張継続、回復・定着で中立化、5,160.00突破で上昇再開の議論が可能」となる。5,000.00を回復できない限り、下方拡張が基本シナリオである。
本日の経済指標とイベント(3月19日)
- 日本・日銀金融政策決定会合 終了後政策金利発表
- 9:30(日本時間)、オーストラリア・失業率(2月)
- 15:30(日本時間)、日本・植田和男日銀総裁 定例記者会見
- 16:00(日本時間)、英・失業率(2月)
- 21:00(日本時間)、英中銀(BOE)金利発表
- 21:30(日本時間)、米・フィラデルフィア連銀製造業景気指数(3月)
- 21:30(日本時間)、米・新規失業保険申請件数
- 22:15(日本時間)、欧州中央銀行(ECB)政策金利
- 22:45(日本時間)、欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁、定例記者会見
- 23:00(日本時間)、米・新築住宅販売件数(1月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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