ビットコイン、高値圏で一服し相場の方向性を探る局面
米PMIが予想を上回り景気の底堅さが意識され、長期金利とドルが上昇する一方、中東情勢による原油高がインフレ再燃懸念となり株式の上値を抑えている。
ビットコインは7万ドル台で中期上昇構造を維持しており、現物ETFへの資金流入が下支え要因となる一方、ナスダックとの連動性は低下傾向にあり、独自の需給要因が価格形成を主導する局面が続いている。
本日は日米欧のインフレ・消費関連指標が集中し、景気の底堅さと物価圧力に関する市場評価が更新される可能性がある。特に米ミシガン大学消費者態度指数の期待インフレ率項目は、市場の金利見通しに影響を与える注目材料となっている。
ビットコイン、高値圏で一服し相場の方向性を探る局面
前日価格変動TOP3
- XTI/USD(WTI原油/米ドル) +4.56%
- XAU/USD(ゴールド/米ドル) -1.08%
- JPN225(日経225) -1.57%
マーケットハイライト
- 米イラン停戦延長も具体的進展なく、ホルムズ海峡リスク警戒と地政学ヘッジ需要が継続
- 米PMI速報値が予想を上回り、景気底堅さを背景に米金利上昇・ドル高
- 米株は軟調、原油高と金利高止まり警戒で売り優勢
- 日経225は反落、一時6万円到達後に利益確定売りが優勢
- ドル円続伸、原油高と地政学リスクを背景とした円売りが加速
- ユーロドル続落、独サービス業PMI50割れと原油高でユーロ売り
- ポンドドル続落、英PMIは堅調だが対ドルでのドル買い圧力に押される
- 豪ドルは下落、資源価格の先行き不透明感で軟調な展開
- ゴールドは反落、有事の買いが一服しドル高回帰に伴う調整局面に移行
- WTI原油は続伸、イラン側のガリバフ国会議長が交渉担当役辞任報道で供給懸念強まる
- ビットコイン反落、株安に伴うリスク回避と高値圏での利益確定売りに押される
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコイン(BTC/USD)は中期的な上向き構造を維持しており、線形回帰LinReg(50および100)の中長期中心線に対して依然として上位に位置する。
足元では、短期LinReg(20)中心線をわずかに下回る水準へ調整しているが、RSI(14)は60台前半で推移しており、統計的逸脱の浅さを踏まえると、中期上昇基調が維持されている状態と整理できる。
しかし、相関性の高いNAS100(ナスダック100)との連動性は低下傾向にあり、価格の形状だけでは捉えきれないリスクも存在する。ビットコインの上昇はマクロ環境だけではなく独自要因の寄与も大きい構図にあり、この点は本局面を読む上での注目点といえる。上昇エネルギーは、現状ではマクロ環境の寄与が限定的と整理できる。このため、価格強度の評価にあたっては、こうした要因の偏りを考慮する必要がある。
上値の焦点は7万9700および8万1250ドル水準だが、本格的な上方展開には外部環境の改善が条件となる。一方、7万5780・7万3430ドルを明確に割り込む場合は下押し圧力の強まりに警戒が必要である。なお、上値では、200SMA(現在8万5684ドル近辺)が中長期の抵抗帯として意識される。

構造的な上向きは保たれている一方で、NAS100との連動性に乖離がみられるため、価格水準と相関の双方を照合しながら推移を確認していく局面にある。
本日の経済指標とイベント(4月24日)
- 8:30(日本時間)、日本・全国消費者物価指数(3月CPI)
- 15:00(日本時間)、英国・小売売上高(3月)
- 17:00(日本時間)、ドイツ・IFO企業景況感指数(4月)
- 21:30(日本時間)、カナダ・小売売上高(2月)
- 23:00(日本時間)、米国・ミシガン大学消費者態度指数(4月・確報値)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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