JPN225は安値を切り上げ高値圏へ、上昇継続を見極める局面
前週末の米雇用統計の予想下振れは、景気減速への懸念よりも追加利上げへの警戒を和らげる材料として受け止められ、米株高とドル安につながった。雇用の弱さが株式には支援材料として働いた点が特徴である。
本日のテクニカル分析銘柄であるJPN225(日経225連動CFD)の日足は、安値を切り上げて8月の高値圏へ戻り、短中期は上方向が優位である。焦点は70,700を上抜けて上昇継続を確認できるかにある。一方、200日平均線からの上方乖離は大きく、67,970割れと回帰線などの下抜けが重なれば、上方向の優位性を再点検する必要がある。
本日は23時の米供給管理協会サービス業景況指数が焦点である。弱い雇用統計の後もサービス業の拡大が続くか、雇用・仕入価格の各指数と併せて確認したい。結果を受けた米連邦準備制度理事会の政策見通しの再評価と、米長期金利・ドルの反応が注目される。
前週の注目値動きTOP3
(※前1週間の値動きを直近10週間の平均的な値幅と比較:ATR倍率)
- EUR/USD(ユーロ/米ドル) ↓ 1.24倍
- JPN225(日経225連動CFD) ↑ 0.80倍
- USD/CAD(米ドル/カナダドル) ↑ 0.79倍
マーケットハイライト
- OPECプラス有志7か国は11月の生産目標を据え置き、新規の追加減産は決定せず
- G7が原油とディーゼルの緊急備蓄放出を決定、燃料価格の高止まり懸念が後退
- 米9月雇用統計は+2.9万人と予想9万人を大幅に下回る、失業率4.2%で7〜8月は計6万人下方修正
- 米株主要指数は堅調、ナスダック総合は3日続伸でS&P500も2日続伸
- JPN225(日経225連動CFD)は続伸、米株高と並行して一時70,000近辺まで上昇
- 米ドルは下落、雇用統計の予想下振れで追加利上げ観測が後退し対ユーロ・円で軟化
- ゴールド(XAU/USD)は反落、米長期金利の高止まりが重しとなり4,140ドル付近へ下落
- WTI原油は反落、主要7か国の備蓄放出方針が下押し材料に
- ビットコインは週末に反発、薄商いのなか85,000ドル台を回復し小幅高
JPN225(日経225連動CFD)テクニカル分析
JPN225(日経225連動CFD)の日足は、9月中旬の63,000付近から反発し、9月後半の押し戻しを経て一時70,000付近まで上昇した。安値を切り上げながら8月の高値圏へ戻っており、現状は短中期の上方向が優位である。高値圏からの反落よりも、上昇継続を基本シナリオとして確認する局面である。
LinReg(線形回帰線)の20日・52日はともに上向きで、価格は両線を上回る。LinReg20はLinReg52より傾きが大きく、中期の緩やかな上昇に直近の反発が重なっている。KAMA(カウフマン適応移動平均線)も上向きで、価格位置と方向がそろい、上方向優位と整合している。
一方、SMA(単純移動平均線)200日からの上方乖離は約14%である。QuadReg200(200日二次回帰曲線)は端点の傾きが上向きであるものの、曲率は負で、近似曲線上の上昇は鈍化している。短中期の上方向優位は維持されているが、長期の上昇が再加速したと判断するには、今後の価格推移とQuadReg200の傾きを確認する必要がある。

S&P500との50日相関は、騰落率・価格水準とも正であり、米株との連動を確認する補足材料となる。70,700を上抜けて定着し、20日・52日のLinRegとKAMAの上向き、価格が各線を上回る関係を保てば、上昇継続の判断が補強される。67,970割れと各線割れが重なれば短中期の上方向優位を再点検し、66,800も下回る場合は、調整拡大と下方向への構造変化を線の傾きと併せて確認する。
本日の主な経済指標とイベント(10月5日)
- 中国 休場
- Blockchain Summit 2026 Autumn
- 9:00(日本時間)、ニュージーランド・ANZ商品価格指数(9月)
- 16:55(日本時間)、ドイツ・S&P Globalサービス業PMI(9月 確報)
- 17:00(日本時間)、ユーロ圏・S&P Globalサービス業/総合PMI(9月確報)
- 17:30(日本時間)、英国・S&P Globalサービス業PMI(9月 確報)
- 22:45(日本時間)、米国・S&P Globalサービス業/総合PMI(9月、確報)
- 23:00(日本時間)、米国・ISMサービス業景況指数[総合](9月)
※本記事の情報は、記事執筆時における市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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