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米ドル/カナダドルは上昇一服、貿易統計を受け反落

市場分析
安藤修安藤修
米ドル/カナダドルは上昇一服、貿易統計を受け反落

米8月貿易赤字の予想上回る拡大が発表され、輸入の過去最高更新が成長への影響として意識された。輸入増は米国内需の強さを示すも、欧州債券市場の落ち着きと米金利の上昇一服を背景に、ドルは反落した。

本日のテクニカル分析銘柄である米ドル/カナダドル(USD/CAD)を取り上げるのは、カナダ貿易黒字の予想上振れと米ドル全般の反落が重なり、続いてきた上昇基調が試されているためである。価格は1.42台前半へ反落し、短期の上昇優位は弱まった。短期線の回復と1.416付近の支持を確認し、調整にとどまるかを見極めたい。

本日の焦点は明日未明の米FOMC議事録公表である。9月会合の利上げ判断の背景と委員間の見解の差が焦点となる。追加引き締めへの支持が確認されればドル売りの見直しにつながる可能性があり、慎重な意見が目立つ場合は利上げ観測の後退が続く余地がある。

注目の値動きTOP3

(※直近10日間の平均的な値幅と比較:ATR倍率)

  • USD/CAD(米ドル/カナダドル)   ↓ 1.05倍
  • GBP/USD(英ポンド/米ドル)      ↑ 0.87倍
  • US500(S&P500)                        ↑ 0.70倍

マーケットハイライト

  • 米8月貿易赤字は予想上回る1,056億ドル、輸入は過去最高
  • カナダ8月貿易黒字は42億加ドル、予想を大幅に上回り米国向け輸出が8.1%増
  • 湾岸原油フローは戦争前の81%超へ回復、供給懸念の緩和材料として意識
  • 米株主要指数は上昇、欧州株相場の上昇と好調な企業業績期待が押し上げ要因に
  • JPN225(日経225連動CFD)は続伸、円安基調と米株高を受け主力株中心に買いが先行
  • DXY(米ドル指数)は下落、米8月貿易赤字拡大と追加利上げ観測後退でドル売り
  • ドル円は続伸、日銀の利上げ慎重姿勢が意識され円売りが継続
  • ユーロドル・ポンドドルは反発、米貿易赤字拡大と追加利上げ観測後退を背景に買い戻し
  • 米ドル・カナダドル(USD/CAD)は反落、カナダ貿易黒字の予想上振れと米ドル全般の反落でCAD高
  • ゴールド(XAU/USD)は反発、米金利上昇の一服とドル安が支え
  • Brent原油は105ドル近辺で小幅高、輸出回復と中東の供給障害リスクが交錯
  • ビットコイン(BTC/USD)は反発、リスク選好の改善と機関投資家の参入期待が追い風

米ドル/カナダドル(USD/CAD)テクニカル分析

米ドル・カナダドル(USD/CAD)の日足は、9月上旬の1.38付近から高値・安値を切り上げた後、足元では1.42台前半へ反落している。価格はLinReg20(20日線形回帰線)に加え、KAMA(カウフマン適応移動平均線)も下回り、短期の上昇優位は弱まっている。

QuadReg260・50(260日・50日二次回帰線)はともに上向きで、価格は50日線を下回る一方、260日線より上にある。上向きのSMA200(200日単純移動平均線)も上回っており、中長期の上昇構造は維持されている。また、米加2年国債利回り差は、米国優位の方向に拡大しており、この間の価格上昇は金利面の変化とも整合している。現段階では上昇基調内の調整とみられるが、短期線を回復できなければ、下値の支持を試す展開に注意が必要である。

ADX(平均方向性指数)は63台と高水準ながら、足元では低下している。+DI(方向性指標)が−DIを上回っており、上昇方向の優勢は残るが、価格の反落とともにトレンドの強さは弱まりつつある。。DXY(米ドル指数)との50日変化率相関(Return)は約+0.75である。ただし、同指数にはカナダドルも含まれるため、補助材料として扱う。

【USD/CAD 日足チャート】

まずはKAMAとLinReg20を回復し、その上で推移できるかが焦点である。さらに1.4343を日足終値で上抜ければ、上昇再開を支持する材料となり、1.44が次の目安となる。一方、両線を下回ったまま1.416を日足終値で割れば、1.413付近までの調整を警戒したい。1.413も割り込み、短期線を回復できない状態が続けば、上昇基調内の調整という見方を再検討する必要がある。

本日の主な経済指標とイベント(10月7日)

  • 中国 休場
  • TOKEN2049 Singapore2026(~10/8)
  • Sui Basecamp 2026(~10/8)
  • Digital Asset Summit Asia 2026
  • 15:00(日本時間)、英国・ロイズ住宅価格(9月)
  • 15:00(日本時間)、ドイツ・鉱工業生産(8月)
  • 20:00(日本時間)、米国・MBA住宅ローン申請指数
  • 翌3:00(日本時間)、米国・FOMC議事録公表

※本記事の情報は、記事執筆時における市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

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