ドル円は144円を意識、緩やかな切り上げ基調も下振れ警戒

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米中協議がロンドンで再開し、レアアース問題が主要議題として注目

米国家経済会議(NEC)ハセット委員長が米中協議進展で輸出規制解除に言及、市場に安心感広がる

米ドル円は上値抑えられつつも、緩やかな切り上げ基調は継続

ビットコインは米長期金利低下を材料に上昇、買い優勢の展開

本日発表の英ILO失業率と賃金統計、英BOEの政策スタンスを探る手がかりとして注視

価格変動TOP3

  • BTCUSD   +2.35%
  • XTIUSD     +0.74%
  • XAUUSD   +0.47%

NY市場マーケットハイライト

  • 米中がロンドンで協議再開、レアアース問題が主要議題
  • ハセットNEC委員長が輸出規制解除に言及、米中協議進展に前向き姿勢
  • 米株式相場まちまち、米中協議の結果待ちムード
  • ドル円反落、NY連銀のインフレ期待率低下でドル弱含み
  • ユーロドル反発、米長期金利の低下が支援材料に
  • 原油は続伸、米中協議進展と需要増期待が価格を押し上げ
  • ビットコイン続伸、米長期金利低下を好感

米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析

米ドル/円の日足チャートを分析する。現在の価格は、1月から引かれる下降フィボナッチ・チャネル(オレンジ色点線)の上限付近で上値を抑えられている。一方、チャート上では上昇トレンドライン(水色破線)に沿って下値を切り上げる動きが継続しており、全体的には緩やかな上昇基調が見られる。

オシレーター系指標のMACD(OsMA)はヒストグラムの縮小から拡大への傾向が確認される。現時点では方向感に欠けるものの、この局面は、新たなトレンド発生の前兆とされるため、今後の動意には注意を要する。

現在の価格帯においては、引き続き142.00円が明確な節目として意識されているが、短期的には144.00円水準での動きが焦点となっている。下値に関しては、140円を中心とする139.80〜140.60円のゾーンが強いサポート帯を形成している。

一方、上方には146.87円付近のレジスタンス(青破線)をはじめ、さらに148.44〜148.76円の抵抗帯(水色)が控えており、これらを段階的に上抜けることができれば、上昇余地の拡大が見込まれる。

【米ドル/円(USD/JPY) 日足】

当面は上昇トレンドを維持したまま、フィボナッチ・チャネルの上限を試す動きが予想される。ただし、同チャネルへの意識は継続されているため、144円台からの下振れには警戒したい。

今日の経済指標とイベント(6月10日)

  •   8:50(日本時間)、日本・マネーストック
  •   9:30(日本時間)、豪・Westpac消費者信頼感指数
  • 10:30(日本時間)、豪・NAB企業信頼感指数
  • 15:00(日本時間)、英・ILO失業率,雇用統計

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