FOMC議事要旨では、関税のインフレ影響や利下げ開始時期について参加者間で見解の相違
ビットコインは一時最高値更新、強気フラッグ上抜けでトレンド転換の兆し
本日、米新規失業保険申請件数の発表、労働市場における減速兆候の確認が焦点
前日価格変動TOP3
- BTCUSD +2.41%
- XAUUSD +0.34%
- USDCAD +0.23%
NY市場マーケットハイライト
- 米国株式相場、ダウは3営業ぶりに反発 ナスダック史上最高値
- トランプ大統領、新たに数カ国に関税通知 ブラジルには50%課税
- FOMC議事要旨で関税インフレ影響に見解相違、FRB内で金利見通しに開き
- ドル円反落、米長期金利の低下が重く146.3円付近
- ビットコインが最高値更新、一時11万2085ドル
- 原油は小幅続伸、紅海で航行妨害再開で地政学リスク意識
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコインの日足チャートを分析する。現在、下降チャネルの上限をローソク足が上抜ける動きを見せており、強気のフラッグ型からのブレイク局面にある。
チャート上ではフィボナッチ・リトレースメント23.6%水準にあたる10万7672ドル付近が下値支持として意識されている。上値は直近高値の11万677ドル、次いでフラッグ高値の11万2024ドルが目先のレジスタンスとなる。
トレンド指標であるADXは上向きに転じており、トレンドの強まりを示唆している。一方で、現段階では上放れ直後であり、依然として方向性を模索する局面にある。11万2024ドル超えの定着があれば、上昇トレンド再開の可能性が高まる。

また、10万7672ドルを割り込む場合はブレイク失敗のリスクも残る。相場は分岐点にあり、上下いずれかへの明確な動きが確認されるまでは慎重な見極めが求められる。
今日の経済指標とイベント(7月10日)
- 8:50(日本時間)、日本・国内企業物価指数
- 15:00(日本時間)、独・消費者物価指数(CPI)
- 21:30(日本時間)、米・新規失業保険申請件数