米中協議は合意に至らずも米当局の前向き発言で交渉期待が高まりドル買い進行
米中協議進展期待で米株堅調、リスク選好高まりビットコインも続伸
ユーロ/円は三角持ち合い上放れもストキャス高止まりで短期調整に警戒
本日の米CPI発表控えドル相場と金利動向に注目集まる
価格変動TOP3
- BTCUSD +0.58%
- CADJPY +0.40%
- XTIUSD -0.81%
NY市場マーケットハイライト
- 米株式相場堅調、米中貿易摩擦の緩和期待から米国株相場が小幅に上昇
- ドル買い優勢、米中協議進展に対する米当局前向き発言が支援材料に
- ドル円は反発、米金利下げ渋りと米中貿易協議への期待感が支援
- ユーロドル続伸、米10年債利回り低下を受けユーロが優勢
- ポンドドル反落、英雇用情勢の鈍化で追加利下げ観測強まる
- ビットコイン続伸、米中協議期待でリスク資産選好高まる
ユーロ/円(EUR/JPY)テクニカル分析
ユーロ/円(EUR/JPY)の日足チャートでは、標準偏差チャネル+1.5σ(破線)および165円付近で何度も上値を抑えられつつ下値を切り上げる「上昇型の三角持ち合い」が形成されていたが、直近で上方にブレイクした。
全体としては、52日移動平均線(青線)と上昇トレンドライン(黒線)に支えられた緩やかな上昇トレンドが続いている。
今後の上値ターゲットは、標準偏差チャネル+1.5σの165.7円付近と、過去高値の167.19円付近。
一方、下値は160円のラウンドナンバーが心理的なサポートとなり、164.69円付近の押し目帯(赤帯)も意識される。

現在のローソク足は堅調だが、ストキャスティクスは90台半ばで買われすぎの水準。165.7円を明確に突破できるか、165円がサポートへ転換するかが注目点。
上昇バイアスは続く可能性があるが、165円台での一時的な調整にも注意が必要だ。
今日の経済指標とイベント(6月11日)
- 8:50(日本時間)、日本・国内企業物価指数
- 20:00(日本時間)、米・MBA住宅ローン申請指数
- 21:30(日本時間)、米・消費者物価指数(CPI)
- 23:30(日本時間)、米・石油在庫統計