ビットコインは7万ドル台乗せ、上値定着を試す
米2月CPIはコア前年比2.5%と予想通りで利下げ期待を積み上げる材料にはならず、一方でWTI原油は中東リスクを背景に続伸。インフレ再燃懸念と高金利の長期化が同時に意識される局面では、株式・景気敏感資産は上値を追いにくい環境。
IEA4億バレル放出は需給の応急措置に過ぎず、ホルムズ海峡の供給リスクは残る。原油高の長期化は米インフレ指標の上振れリスクを高め、結果的にドル高・株安の圧力を維持する構造的な要因となりうる点に注意が必要。
ビットコインは7万ドル台を回復し、短期反発と中期下降圧力が拮抗する局面。7万ドルの終値での定着が確認されない限り、戻り売り圧力の継続をメインシナリオとして維持したい。
本日は21時30分の米住宅着工件数、新規失業保険申請件数など米指標に注目。金利の短期変動を通じてドルやリスク資産の方向性に影響する。
前日価格変動TOP3
- XTI/USD(WTI原油/米ドル) +2.16%
- AUD/JPY(豪ドル/円) +1.02%
- USD/JPY(米ドル/円) +0.57%
マーケットハイライト
- IEAが過去最大4億バレルの石油備蓄放出で合意、中東戦争の供給不安を一部緩和
- 米2月CPIは総合2.4%・コア2.5%、予想並みだが高金利長期化観測が意識
- 米ダウは下落、原油高とインフレ持続懸念で景気敏感株中心に調整
- 日経225反落、原油急騰と中東リスク継続で主力株に売り圧力
- ドル円続伸、米CPI受け米長期金利底堅く円売り優勢
- ユーロドル続落、原油高と米金利高に欧州成長懸念も加わりユーロ売り
- 豪ドル上昇、有事局面でも資源高と金利差が買い誘い主要通貨対比で独歩高
- 原油は続伸、IEA放出決定もホルムズ機雷敷設懸念で需給不安続く
- ゴールドは上昇一服、地政学プレミアム残る中でCPI通過後は高値圏もみ合い
- ビットコインは7万ドル台を回復、高インフレ環境下でリスク資産・ヘッジ需要が継
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコインの日足チャートを分析する。
現在価格は7万800ドル近辺。中期下降トレンドの内部で短期反発が進行する、下げ止まり確認待ちの局面である。
200日移動平均を大きく下回る基調に変わりはなく、中期回帰線(LinReg50)との乖離も拡大中だ。その内部で短期回帰線が上向きに転じており、下落モメンタムの鈍化を示している。RSI(51.86)やボリンジャーバンド内の位置%B(0.76)は、強気転換ではなく売り圧力の一時的後退を示唆する水準にある。
200SMAから35%下の水準(6万1000ドル付近)は下値支持のメド、7万ドルは戻り売り圧力が意識されてきた水準であり、現在はこのレンジ内での反発にある。
当面の焦点は7万ドルだが、上抜けて定着すればエンベロープ-20%水準(7万5100ドル付近)、さらに心理的節目となる8万ドルが視野に入る。一方、-35%水準(6万1000ドル付近)を割り込めば-40%水準(5万6600ドル付近)への下落余地が広がる。

7万ドル台前半での攻防が続く限り、現局面は反発継続と中期下降圧力の綱引きと捉えられる。
本日の経済指標とイベント(3月12日)
- 18:30(日本時間)、英・英中銀(BOE)ベイリー総裁発言
- 21:30(日本時間)、米・住宅着工件数(1月)
- 21:30(日本時間)、米・新規失業保険申請件数
- 21:30(日本時間)、米・貿易収支(1月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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