ドル円、週末リスクオフ材料で方向感試される 160円手前で越週
金曜日の市場は米イラン交渉再開期待を背景に概ねリスク選好で終了したが、週末に方針が一転し交渉見送りとなっている。さらにトランプ大統領が出席したWHCA夕食会での発砲事件が発生し、週明け市場はリスクオフ圧力を受ける可能性がある。
米ミシガン大消費者信頼感指数(最終値)は49.8と速報値を上回ったが3月(53.3)からは低下し、過去最低圏で推移。一方で株式市場はAI関連決算への期待が強く、家計マインド悪化を深く織り込んでいない。
ドル円は金曜日に159円台後半で推移し、160円手前で上値が重い状態で越週した。週末のリスクオフ材料により円買い圧力が想定されるが、安全資産としてのドル需要もあり方向感は限定的となる可能性がある。
今週は日銀会合(27-28日)とFOMC(28-29日)が相次ぎ、日米金融政策差が意識されやすい。Apple・Amazon・Microsoftなどマグニフィセント7の決算ラッシュも焦点。日本は29日からゴールデンウィーク入りで流動性低下に注意。
前日価格変動TOP3
- JPN225(日経225) +2.05%
- BTC/USD(ビットコイン/米ドル) +0.98%
- XTI/USD(WTI原油) -2.35%
マーケットハイライト
- 米が対イラン交渉団派遣を中止、派遣方針から一転し外交進展に暗雲
- トランプ大統領が出席したWHCA夕食会で発砲事件、週明け市場はリスクオフ圧力に警戒
- 米司法省がパウエル議長捜査打ち切り、次期FRB議長承認手続き前進
- 米ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を上回るも前月から悪化し、消費者心理の弱さが意識された
- 米株はまちまち、ダウは小幅に反落もS&P500とナスダックは最高値を更新
- 日経は上昇、米ハイテク高を背景に外部環境改善が支え
- ドル円は下げ一服、地政学不確実性再浮上で円買い圧力緩和
- ユーロ・ポンド・豪ドルは対ドルで上昇、金利差と資源価格が通貨を下支え
- ゴールドは底堅く推移、米イラン交渉不透明感で安全資産需要が下支え
- WTI原油は下落、協議報道と供給懸念が交錯し売り優先も高値圏維持
- ビットコインは堅調、ETF資金流入が底支え継続
米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析
ドル円(USD/JPY)の長期・中期構造は上昇トレンドを維持している。200SMAは上向きを保ち、中期のLinRegは正値圏にあるが、短期のLinRegはわずかに負転しており、足元では上昇トレンド内における短期的な下方への調整圧力が作用している。
価格は回帰チャネルの中心付近に位置しており、統計的な乖離は生じていない。これは相場が「どちらかに伸びきっている」状態ではなく、方向感の試される中立的な位置にあることを意味する。
外部環境はドル高・リスク選好の組み合わせを維持しているが、クロス円の弱含みにより円要因との軽度の不整合が生じており、上昇方向への信頼度は中程度と評価される。ボラティリティは依然として圧縮状態にあるが、ATRの上昇が観測されており、値幅拡張の兆候が見られる。なお、中長期のトレンド指標である200SMAは現在153円台後半で上向きを維持しており、深い押し目局面では大局的な下値支持として意識される。
このような状況下、上値では直近高値160.00円を終値で明確に上抜けることが上昇再開の確定条件となり、下値では主要下値支持157.60円が防衛ラインとして機能するかが焦点となる。

160.00円への突破に失敗した場合、158.40円への再接近が視野に入るが、大局構造が上昇である以上、押し目として機能するかが次の焦点となる。
本日の経済指標とイベント(4月27日)
- 日本・日銀金融政策決定会合(1日目)
- 14:00(日本時間)、日本・景気動向指数(2月確報値)
- 15:00(日本時間)、ドイツ・GFK消費者信頼感調査(5月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
ThreeTraderでは、狭いスプレッドと高い約定力で、幅広い銘柄の取引が可能です。
デモ口座で取引環境をお試しいただけます⇒ 詳細を見る




