中東情勢の一段の緊迫化で、米株安・原油高・ドル高の展開
ドル円は144円中心に横ばい継続も、下値切り上げでブレイク兆し強まる
FRB政策金利発表を控え市場は様子見姿勢強い中、中東情勢報道に敏感に反応しやすい地合い
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +4.90%
- GBPUSD -1.13%
- BTCUSD -3.74%
NY市場マーケットハイライト
- 米株式相場軟調、中東情勢が広範な紛争に発展する兆候に嫌気
- 米5月小売売上高は-0.9%、市場予想を下回る
- ドル円続伸、有事のドル買いが下支え
- ユーロドル・ポンドドル反落、中東不安でドルが相対的に強含む展開
- 原油は反発、地政学リスク再燃による供給懸念を材料視
- ビットコイン急落、リスク資産売りで一時10万3,368ドル前後まで下落
米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析
米ドル/円(USD/JPY)の日足チャートを分析する。現在の相場は144円付近を中心にレンジ色の強い展開が継続しており、横ばいに進んでいる。
また、テクニカル面では、RSIは若干上向きであるものの50台で推移し、上下いずれの方向にも勢いが見られない。そのような中で、一目均衡表では、転換線が基準線を下回ることで短期的な上値の重さが意識される構図となっている。
一方、チャート上に引かれた上昇トレンドライン(青破線)が示すように、価格を押し上げるように下値を徐々に切り上げている。

現在は、トレンド発生前の均衡状態にあると考えられる。このような値動きは、近い将来にブレイクアウトが生じる可能性が高く、注視すべき重要なタイミングに差し掛かっている。
今日の経済指標とイベント(6月18日)
- 15:00(日本時間)、英国・消費者物価指数(CPI)
- 18:00(日本時間)、ユーロ・消費者物価指数(HICP)
- 20:00(日本時間)、米国・MBA住宅ローン申請指数
- 21:30(日本時間)、米国・新規失業保険申請件数
- 翌3:00(日本時間)、米国・FRB政策金利(FOMC)
- 翌3:30(日本時間)、米国・パウエルFRB議長 定例記者会見