本日からジャクソンホール経済政策シンポジウムが開催、金融政策の方向性を見極める上でFRB高官の発言に市場が注目。
FOMC議事要旨では大多数が金利据え置きを支持、追加利下げに対する慎重姿勢が鮮明となる。
トランプ大統領が住宅ローン詐欺疑惑を背景にFRBクック理事へ辞任要求、FRBの独立性に対する懸念が高まる。
オセアニア通貨の軟調地合いが継続、市場は今後の金融政策動向とリスクセンチメントの変化を注視。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +1.27%
- JPN225 -1.21%
- NZDJPY -1.37%
NY市場マーケットハイライト
- FOMC議事要旨は、多数の参加者が金利据え置きを適切と判断
- トランプ大統領、住宅ローン不正疑惑のFRBクック理事に辞任要求
- NYダウ平均小幅続伸、前日比16ドル高で利下げ期待支え
- ドル円続落、米長期金利低下が円買い・ドル売りを促進
- ユーロドル下げ渋り、FRBへの政治圧力でドル売り優勢
- 原油は反発、米在庫減少で供給懸念が買いを誘発
- ゴールドは反発、ドル弱含みで代替投資需要が後押し
- ビットコイン下落一服、11万4300ドル付近で底堅く推移
豪ドル/米ドル(AUD/USD)テクニカル分析
AUD/USDの日足チャートを分析する。直近の値動きは、25日移動平均線(25SMA)と52日移動平均線(52SMA)のデッドクロスにより、テクニカル的な上値の重さが意識される状況となっている。
現在のローソク足は、中期的な上昇基調を示す標準偏差チャネル(青線)と、短期的な下降チャネル(赤線)の交差点付近に位置し、方向感を模索する局面にある。
RSIは30台後半で推移し、モメンタムはなお弱いが、売られ過ぎの水準には達していない。
反発が生じた場合、上値の節目としては0.6470ドルおよび0.6530ドルが意識される。一方で下落が継続する場合は、0.6410ドルおよび0.6380ドルが次の下値支持水準となる。

今後は、チャネルの交差帯におけるローソク足の挙動が、上昇トレンドへの回帰か、あるいは下落基調の継続かを見極める上での重要な判断材料となる。
今日の経済指標とイベント(8月21日)
- 21日から、米・ジャクソンホール経済政策シンポジウム
- 17:00(日本時間)、ユーロ圏・購買担当者景気指数(PMI)
- 21:30(日本時間)、米・新規失業保険申請件数
- 21:30(日本時間)、米・フィラデルフィア連銀景況指数
- 22:45(日本時間)、米・購買担当者景気指数(PMI)
- 23:00(日本時間)、米・中古住宅販売戸数
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