米国の核施設攻撃発表で中東危機深刻化、世界経済に影響懸念強まる
トランプ大統領がパウエル議長の解任に再言及、利下げ圧力を一段と強化
ゴールドは3442ドル付近で一進一退の展開、地政学リスク強まれば3500ドル試す可能性
本日発表の購買担当者景気指数(PMI)は景気見通しに対する市場のセンチメントに影響
前日価格変動TOP3
- EURJPY +0.65%
- USDJPY +0.44%
- AUDUSD -0.44%
NY市場マーケットハイライト
- 米国がイラン核施設を攻撃、中東の緊張一段と高まる
- トランプ大統領、パウエル議長の解任に再び言及
- FRBウォラー理事、次回FOMCでの利下げ検討を支持
- 米株式相場はまちまち、週末控え中東情勢を背景に様子見姿勢
- ドル円続伸、中東情勢警戒でドル買い地合い強まる
- 原油は強含み、供給不安続く中で原油相場は底堅く推移
ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析
ゴールド/米ドル(XAU/USD)の日足チャートを分析する。ゴールドは依然として上昇トレンドを維持しており、直近では21EMAに下支えされながらローソク足の下値を徐々に切り上げている。ただし、3445.81ドル付近では複数回にわたり上値を抑えられており、高値更新には至っていない。
チャート形状としては上昇三角型の持ち合いに近いが、通常想定される買い圧力の増幅が確認されておらず、上値追いの動きには勢いを欠いている。背景には、ストキャスティクスで高値圏での下降ダイバージェンスが確認できるほか、ADXが20台前半で推移しており、トレンドの強度も限定的である点が挙げられる。
一方で、中東情勢の悪化などによる地政学的リスクを背景にした様子見局面とも見ることができるため、金需要が再燃する場合にはレジスタンス突破も十分に想定される。

上値の3445.81ドルを突破した場合、心理的節目の3500ドルが意識される。仮に反落した場合、当面の下値目処として3283.31ドルおよび3128.64ドルが目安となる。なお、これらの水準を割り込む場合は短期的なトレンド調整の可能性に注意を要する。
今日の経済指標とイベント(6月23日)
- 16:30(日本時間)、独・購買担当者景気指数(PMI)
- 17:00(日本時間)、ユーロ・購買担当者景気指数(PMI)
- 17:30(日本時間)、英・購買担当者景気指数(PMI)
- 22:00(日本時間)、ユーロ・欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁発言
- 22:45(日本時間)、米・購買担当者景気指数(PMI)
- 23:00(日本時間)、米・中古住宅販売件数
- 翌3:30(日本時間)、米・NY連銀ウィリアムズ総裁発言