停戦報道受けユーロドルとポンドドルが続伸、2021~22年の高値更新
原油は過熱感後退で上昇鈍化、65ドル付近が短期サポートとして注目
本日発表の米GDPはインフレ動向を映す主要指標でドル相場に強い影響
前日価格変動TOP3
- BTCUSD +1.59%
- NZDJPY +0.77%
- EURJPY +0.69%
NY市場マーケットハイライト
- イスラエルとハマス、停戦合意に前向きと報道(WSJ)
- 米株式相場まちまち、ダウは4日ぶりに反落しナスダックは続伸
- ドル円反発、米長期金利上昇で円売り優勢
- ユーロドル続伸、停戦報道とパウエル発言でドル安になり2021年10月以来の高値
- ポンドドルは1.3665ドルまで上昇、2022年1月以来の高値
- ビットコイン続伸、中東リスク後退でリスク資産に買い
原油/米ドル(XTI/USD)テクニカル分析
原油(XTI/USD)の日足チャートを分析する。6月中旬の急伸後、価格はエンベロープ上限に上値を抑えられ、長い陰線を形成した。この下落局面においては、21日移動平均線(21EMA)および52日移動平均線(52EMA)が下値支持として機能しているが、特に52EMAはフィボナッチ・リトレースメント38.2%に相当する65ドルの上部に位置しており、同水準あたりが短期的なサポート帯として意識されている。
オシレーター系では、UOS(Ultimate Oscillator)が中立圏で推移しており、価格との間にベアリッシュ・ダイバージェンスが確認される。また、DeM(DeMarker)も0.7を下回っており、過熱感の後退とともに上昇トレンドのピークアウトを示唆している。

総じて、現局面では上昇モメンタムの鈍化が顕著であり、65ドル付近の支持水準を維持できるか否かが今後の分岐点となる。仮に同水準を割り込む場合は、直近の上昇トレンドが一旦終了し、調整局面入りへの備えが求められる局面といえる。
今日の経済指標とイベント(6月26日)
- 20:00(日本時間)、英・中銀(BoE)ベイリー総裁発言
- 21:30(日本時間)、米・国内総生産(GDP)
- 21:30(日本時間)、米・失業保険申請件数
- 23:00(日本時間)、米・中古住宅販売成約指数