ユーロドルは米FRB議長の早期指名報道や利下げ観測を背景に7日続伸。ドル売りが進む中、ドル円は144.40円付近で推移し、ゴールドは反落。
ユーロドルはテクニカル的に上昇傾向を維持するも、高値圏での上ヒゲ出現や過熱感から短期的な調整に警戒。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +0.33%
- USDJPY -0.57%
- USDCAD -0.61%
NY市場マーケットハイライト
- ドルインデックスが急落、米FRB議長の早期指名との報道が影響
- 米株式相場堅調、米金利低下期待で買い優勢 ダウは前日比404ドル高
- 米FRB理事が7月の利下げに言及、ドル売りが強まる
- 米GDPは下方修正、個人消費の低調さが目立つ
- ドル円は反落、米早期利下げ観測によるドル売りに強く影響を受ける
- ゴールドは反落、上昇トレンドラインに支えられ3327ドルで推移
- ユーロドルは高値圏で長い上ヒゲが出現、上昇一服か
- ポンドドルは4日連続で続伸、直近高値を更新中
- 豪ドル米ドルは4日続伸、2024年11月以来の高値
- 原油は66ドルで小反発、リスクオフ後退による下落の動きが一服
ユーロドルテクニカル分析
EUR/USDの日足チャートを分析する。ユーロドルは日足ベースで21日EMAに下支えされ上昇トレンドを維持。上値の焦点は1.17190ドルのレジスタンス突破で、これを超えると1.17660ドル付近までの上昇余地が見込まれる。
一方、下値は1.14750ドルが重要なサポートとなる可能性がある。ストキャスティクスは80超、RSIも70近辺と過熱感があり、短期的な調整局面入りのリスクも考慮する必要がありそうだ。

テクニカル面では依然として上昇バイアスが優勢だが、持続性には慎重な見方も必要で、1.17190ドル付近の攻防が当面の注目材料となる。
今日の経済指標とイベント(6月27日)
- 8:30(日本時間)、日本・失業率
- 18:00(日本時間)、ユーロ・消費者信頼感指数
- 21:30(日本時間)、カナダ・国内総生産(GDP)
- 21:30(日本時間)、米・個人消費支出価格指数(PCE)
- 23:00(日本時間)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数