NZドル米ドル、トレンド維持も失速リスクの兆し

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低調な米雇用指標を受け、トランプ大統領がパウエルFRB議長に再び利下げを要求

米指標不振が続き景気懸念が強まる。米長期金利が低下しドル売りが進行

NZドル米ドルは堅調維持もRSI等に鈍化兆候、0.607ドルでの上値抵抗に注目

本日、欧州圏でECB政策金利や英PMIなどの重要指標が集中

価格変動TOP3

  • XAUUSD   +0.55%
  • USDJPY    -0.75%
  • XTIUSD     -0.99%

NY市場マーケットハイライト

  • 米株式相場反落、米雇用指標の弱含みや景況感悪化を示唆する経済指標が重し
  • トランプ氏の対中発言で米中協議への不透明感が再燃
  • ドル円反落、予想を下回る米指標でドル売り加速
  • ユーロドル反発、ドル売りの流れを受け
  • ゴールド反発、米指標不振で金利低下とドル安が支援材料
  • 原油反落、在庫の大幅増と産油国の増産兆候を受け

ニュージードル/米ドル(NZD/USD)テクニカル分析

NZドル/米ドル(NZD/USD)の日足チャートを分析する。現在の価格は、青色破線で示される上昇補助トレンドラインに沿って推移しており、基調としては堅調である。ただし、0.60570〜0.60730ドルのレジスタンス帯(水色の帯)に接近しており、このレベルは過去にも反転が頻発した価格帯であり、節目としての意識が根強い。

ローソク足は長い陽線によって押し上げられるように上昇しており、モメンタムの継続を示唆する構造を見せているが、オシレーター系指標は反対に警戒を促している。

RSI(青実線)は緩やかな低下基調にあり、ストキャスティクス(緑線・赤点線)も上昇基調に後れを取っている。さらに、モメンタム(赤実線)も鈍化傾向を示しており、いずれも買い圧力の低下を示唆する。

今後は、0.60570~0.60730ドルのレジスタンス帯を明確に突破できるかが焦点となるが、オシレーター系の示す弱気のリスクを勘案すれば、上昇の勢いがやや鈍化していく可能性も否定できない。

【NZドル/米ドル(NZD/USD) 日足】

仮に上抜けに失敗すれば、上昇トレンドは一服し、0.58280~0.58580ドルのサポート帯(オレンジ色の帯)が当面の下値水準となる。そうなれば、近く調整局面入りする可能性もある。

今日の経済指標とイベント(6月5日)

  • 10:30(日本時間)、豪・貿易収支
  • 15:00(日本時間)、ドイツ・製造業受注
  • 17:30(日本時間)、英・購買担当者景気指数(PMI)
  • 21:15(日本時間)、ユーロ・欧州中央銀行(ECB)政策金利
  • 21:30(日本時間)、米・新規失業保険申請件数
  • 21:30(日本時間)、米・貿易収支
  • 21:45(日本時間)、ユーロ・欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁記者会見

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