7月4日は米独立記念日のためNY市場は休場、主要通貨の為替取引は動意薄の状態
豪ドルは中期的には上昇基調も短期的な下げ圧力が焦点、トレンドの持続性に注視
今週は、米関税政策による影響懸念が再び焦点となり、世界経済の先行きに不透明感広がる
前日価格変動TOP3
- XTIUSD -1.03%
- AUDJPY -0.66%
- NZDJPY -0.58%
マーケットハイライト
- 7月4日の米国市場は独立記念日のため休場のため、目立った動きはなし
- トランプ大統領、通商関連で関税通知書簡の送付を発表。米財務長官は関税適用は8月1日発動予定と発言し、各国に交渉延長の余地を示す
- 米大統領が大規模減税・歳出法に署名、財政赤字への警戒が強まる
- IAEA、イランから査察官全員を引き揚げと発表
- ドル円反落、通商摩擦懸念で円買い優勢で144.5円台
- ユーロドル強含み、3日ぶりに反発 1.178ドル付近を推移
- 原油は反落、OPECプラスによる供給拡大観測が背景
- ゴールド反発、関税を巡る不透明感から安全資産としての需要強まる
豪ドル/米ドル(AUD/USD) テクニカル分析
豪ドル/米ドルの日足チャートを分析する。現在、全体的には緩やかな上昇基調が続いているが、直近のローソク足はボリンジャーバンド+2σ付近で上値を抑えられ、反落している。
この局面において、価格の上昇に対してADXは低下傾向を示しており、トレンドの勢いがやや鈍化していることが読み取れる。また、オシレーター系指標であるDeMarkerも高水準から低下し、過熱感の後退を示唆している。これらの動きは、ベアリッシュ・ダイバージェンスとして短期的な調整局面入りの可能性を示唆する。
現在、直近高値である0.65903ドルがレジスタンスライン、0.65120ドルが当面のサポートラインとなり、これを下方ブレイクした場合は、次の下値ターゲットは0.64370ドル付近と見られる。

一方、週足ベースではバンドウォークが継続しており、中期的な上昇トレンドが継続中。今回の反落はその一時的な調整と捉えられ、今後の動意はサポート・レジスタンスの攻防を通じて上昇基調の持続性が試される局面となる。
今日の経済指標とイベント(7月7日)
- 15:00(日本時間)、独・鉱工業生産指数
- 18:00(日本時間)、ユーロ・小売売上高