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MACD・RSIを組み合わせた手法3選【注意点と対策】

FX基礎知識
安藤光輝安藤光輝
MACD・RSIを組み合わせた手法3選【注意点と対策】

「MACDとRSIを両方表示しているけど、結局どう使い分ければいいか分からない…」そんな悩みを抱えていませんか。

RSIは30以下で売られすぎ、70以上で買われすぎと一般的に解釈されます。一方、MACDはシグナルとのクロス以外に、何を基準に見ればいいのか迷いやすい指標でもあります。

実は、この2つのインジケーターを正しく役割分担させると、トレードの精度は大きく変わります。

この記事では、MACDで「方向」を、RSIで「タイミング」を判断するという基本原則をベースに、基本・応用・上級の3つの手法を具体的に解説します。さらに、多くのトレーダーが陥りやすい失敗パターンとその対策も網羅しました。

この記事を読めば、MACDの読み方に自信が持てるようになり、RSIとの組み合わせで根拠のあるエントリーができるようになります。

MACD・RSIの組み合わせで勝率が上がる理由

具体的な手法を解説する前に、なぜこの組み合わせが有効なのかを整理しておきます。それぞれの役割と弱点を理解すれば、手法の背景にある論理が見え、実践での応用力が高まります。

MACDの役割:トレンドの方向性を可視化

MACDは、短期と長期の指数平滑移動平均線(EMA)の差を利用して、相場の勢いと方向性を視覚化するインジケーターです。一般的な設定は短期12、長期26、シグナル9で、多くのプラットフォームでデフォルトになっています。

MT4/MT5では、MACDはヒストグラム(棒グラフ)として表示され、これにシグナルライン(点線)が重なる形になります。

MACDを読み解くポイントは2つあります。

1つ目はゼロラインとの位置関係です。MACDがゼロラインより上にあれば短期EMAが長期EMAを上回っている状態、つまり上昇の勢いが優勢です。逆にゼロラインより下なら下降の勢いが強いと判断できます。

2つ目はシグナルラインとのクロスです。MACDがシグナルラインを上抜けるゴールデンクロスは買いサイン、下抜けるデッドクロスは売りサインとして広く使われています。

ただし、MACDは移動平均線をベースにしているため、価格変動に対する反応がやや遅れます。急激な相場変動では、シグナルが出たときにはすでに動きが終わっている場合も少なくありません。

MT4/MT5でのMACD表示(ヒストグラム+シグナルライン、ゼロライン)を示したチャート画像
【画像】MT4/MT5でのMACD表示(ヒストグラム+シグナルライン、ゼロライン)を示したチャート画像

RSIの役割:過熱感からタイミングを計る

RSIは、一定期間の値動きにおける上昇幅の割合を0〜100の数値で表すオシレーター系指標です。一般的には期間14が使われ、70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎと判断します。

RSIの強みは、判断基準が数値で明確なことです。

「70を超えたから過熱している」

「30を割ったから売られすぎ」

という判断は、誰が見ても同じ結論になります。この分かりやすさがRSIの人気の理由です。

また、RSIはMACDより反応が早く、価格の変化を素早く捉えられます。MACDが遅行指標であるのに対し、RSIは先行指標として機能するため、エントリータイミングを計るのに向いています。

一方で、RSIには弱点もあります。強いトレンド相場では、70以上や30以下の状態が長く続くケースがあり、RSI単体では相場の方向性を判断できません。

【画像】RSIの70/30ラインと価格の関係を示したチャート画像
【画像】RSIの70/30ラインと価格の関係を示したチャート画像

「方向×タイミング」で精度が上がる仕組み

MACDとRSIを組み合わせる最大のメリットは、互いの弱点を補い合える点にあります。

MACDはトレンドの方向を判断するのが得意ですが、反応が遅くエントリータイミングの精度には欠けます。一方、RSIは反応が早くタイミングを計る力はあるものの、相場の方向性を判断する機能はありません。

この2つを組み合わせると、「MACDで方向を確認し、RSIでタイミングを計る」という役割分担が可能になります。

実践的な例で考えてみましょう。

MACDがゼロラインを上抜けると同時に、RSIも50を上抜けた場面。これは上昇の勢いが本格化したサインであり、買いエントリーの根拠が2つそろった状態です。

逆に、MACDがゼロラインを下抜け、RSIも50を下抜けた場面は、下降の勢いが強まったと判断でき、売りの根拠が重なります。

このように、MACDの遅行性をRSIの先行性で補い、方向性とタイミングの両方の根拠を確認すると、単独で使うよりも精度の高いトレードが実現します。

【画像】MACDゼロライン上抜け+RSI50上抜けが同時に発生したチャート例

MACD・RSIを組み合わせた手法3選

ここからは、具体的なトレード手法を3つ解説します。

基本の順張りから、応用の押し目・戻り狙い、そして上級のダイバージェンス手法まで、レベル別に紹介します。MACDとRSIの組み合わせは順張りとの相性が良いため、まずは基本の順張り手法を身につけましょう。

【基本】トレンドに乗って利益を伸ばす順張り手法

最初に紹介するのは、MACDのクロスを起点にトレンド方向へエントリーする順張り手法です。MACDで方向を確認し、RSIで勢いを確認するというこの組み合わせの基本形であり、最も活用頻度の高い手法になります。

エントリー条件(買いの場合)

・MACDがシグナルラインを上抜け(ゴールデンクロス)

・同時にRSIが50以上の推移を確認

・ローソク足確定後にエントリー

エントリー条件(売りの場合)

・MACDがシグナルラインを下抜け(デッドクロス)

・同時にRSIが50以下の推移を確認

・ローソク足確定後にエントリー

損切り・利確の目安

・損切り:直近の安値(買い)または直近の高値(売り)

・利確:RSIが70または30に到達、またはMACDが反対方向にクロス

RSIの50ラインは、買いと売りの勢力が釣り合うポイントです。

MACDのクロスが発生したとき、RSIが50を超えていれば買いの勢いが優勢、50を下回っていれば売りの勢いが優勢と判断できます。この条件を加えることで、勢いのない弱いクロスを避けられます。

【応用】押し目・戻りを狙う順張りの発展形

基本の順張りに慣れたら、トレンド中の押し目買い・戻り売りを狙う手法にも挑戦してみましょう。これはトレンド方向へのエントリーを、より有利な価格で行うための発展形です。

エントリー条件(買いの場合)

・MACDがゼロラインより上を維持している

・RSIが一時的に40〜50付近まで下落

・RSIが反転上昇し、50を再び上抜けたタイミングでエントリー

エントリー条件(売りの場合)

・MACDがゼロラインより下を維持している

・RSIが一時的に50〜60付近まで上昇

・RSIが反転下落し、50を再び下抜けたタイミングでエントリー

損切り・利確の目安

・損切り:直近の安値(買い)または直近の高値(売り)

・利確:RSIが70または30に到達、またはMACDのクロス発生

この手法のポイントは、MACDがトレンド方向を維持していることを前提に、RSIの一時的な調整を狙う点です。MACDがゼロラインを割り込むような場面では、トレンド自体が転換する可能性があるため、この手法は使わないほうが安全です。基本の順張りで方向感をつかんでから、応用として取り入れてください。

【上級】転換点を先読みするダイバージェンス手法

3つ目は、相場の転換点を事前に察知するダイバージェンス手法です。発生頻度は多くありませんが、捉えたときの値幅が大きく、精度の高いエントリーを求めるトレーダーに向いています。

ダイバージェンスとは、価格とインジケーターの動きに「ズレ」が生じる現象です。たとえば、価格が高値を更新しているのにMACDやRSIは高値を切り下げている状態。これは上昇の勢いが弱まっているサインであり、トレンド転換の前兆として知られています。

エントリー条件(売りの場合:弱気のダイバージェンス)

・価格が高値を更新

・MACDとRSIがともに前回高値より低い位置にある

・MACDがデッドクロス、またはRSIが70もしくは50を下抜けたタイミングでエントリー

エントリー条件(買いの場合:強気のダイバージェンス)

・価格が安値を更新

・MACDとRSIがともに前回安値より高い位置にある

・MACDがゴールデンクロス、またはRSIが30もしくは50を上抜けたタイミングでエントリー

損切り・利確の目安

・損切り:直近の高値(売り)または直近の安値(買い)

・利確:前回の主要なサポートまたはレジスタンス到達

ダイバージェンスが発生しても必ず転換するわけではありません。強いトレンドでは無視されるケースもあるため、上位足のトレンド確認や、サポート・レジスタンスとの重なりを確認しましょう。

MACDとRSIの両方でダイバージェンスが確認できれば、信頼度が高まります。

MACD・RSI手法の注意点と対策

MACDとRSIの組み合わせは強力ですが、万能ではありません。ここでは、多くのトレーダーが陥りやすい3つの失敗パターンと、その対策を解説します。

注意点①:強いトレンドではクロスが頻発しやすい

強いトレンドが発生している相場では、MACDのクロスが頻繁に発生する場合があります。価格が一方向に大きく動いた後、小さな調整が入るたびにMACDがクロスし、そのたびにエントリーすると無駄な売買が増えてしまいます。

また、RSIも強いトレンド中は70以上や30以下の状態が続くケースがあり、50ラインを基準にした判断が難しくなる場面があります。

対策

トレンドの強さを判断することが重要です。

MACDのゼロラインとの距離が大きく、かつヒストグラムが一方向に伸び続けている場合は、強いトレンドが継続していると判断できます。このような状況では、小さなクロスに振り回されず、大きな流れに乗ることを意識しましょう。

また、上位足(4時間足や日足)でトレンドの方向を確認し、その流れに沿ったエントリーに限定すると、無駄な売買を減らせます。

注意点②:時間軸によってシグナルの信頼度が変わる

MACDとRSIの組み合わせは、使用する時間軸によってシグナルの信頼度が大きく変わります。5分足や15分足といった短い時間軸では、MACDのクロスが頻発しやすく、RSIの振れ幅も大きくなるため、シグナルに振り回されやすくなります。

一方、1時間足や4時間足など、ある程度の時間軸で使うと、ノイズが減りシグナルの信頼度が高まります。

対策

まず、1時間足や4時間足でこの手法を試し、シグナルの出方やトレンドの流れをつかみましょう。短い時間軸を使いたい場合は、上位足でトレンド方向を確認したうえで、下位足のシグナルを順張り方向のみに限定すると精度が上がります。

自分のトレードスタイルに合った時間軸での取引が、この手法を使いこなす近道です。

注意点③:経済指標発表前後はテクニカルが無効化する

雇用統計、CPI、政策金利発表といった重要指標の前後は、テクニカル分析が機能しません。発表の瞬間に価格が急変動し、MACDやRSIのシグナルが意味をなさなくなります。

シグナルが出ていても指標発表で急反転するケースがあります。

対策

経済指標のスケジュールを事前に把握しましょう。重要指標の前後30分〜1時間は新規エントリーを控えるのが安全です。

すでにポジションを持っている場合は、指標前に決済してリスクをゼロにするか、ロットを減らして影響を最小限にする方法があります。指標発表時の相場は「予測するものではなく、避けるもの」と考え、テクニカルが通用しない時間帯をトレード前に確認してください。


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ThreeTraderでMACD・RSI手法を活用

MACDとRSIを使った手法を実践するには、シグナルを正確に反映できる取引環境が重要です。

ThreeTraderは、狭いスプレッドと高速約定を特徴としており、シグナル発生から実際のエントリーまでのズレを最小限に抑えられます。特に順張り手法のようにクロス発生後すぐにエントリーする場面では、約定速度の差が損益に直結します。

また、MT4・MT5に対応しているため、MACDとRSIの表示はもちろん、パラメータのカスタマイズやバックテストも自由に行えます。自分のトレードスタイルに合った設定を見つけるための検証環境として活用できます。

口座タイプは複数用意されているため、自身のトレードスタイルや資金量に応じて選択できます。詳細は公式サイトで確認してください。


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まとめ|MACD・RSIを組み合わせた手法

本記事では、MACDとRSIを組み合わせたトレード手法を、基本から上級まで3つ解説しました。

この組み合わせの強みは、MACDで方向性を、RSIでタイミングを判断するという明確な役割分担にあります。MACDの遅行性をRSIの先行性で補うことで、根拠のあるエントリーが可能になります。

基本の順張り手法を軸に、慣れてきたら押し目・戻り狙いの応用形、さらにダイバージェンスを使った上級手法へとステップアップしてください。時間軸の選び方や経済指標への対応も意識すると、より安定したトレードが実現します。

まずはデモ口座や小ロットで検証し、自分のトレードスタイルに合った使い方を見つけてください。


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