在イラク米大使館に避難準備報道、中東での軍事衝突懸念で市場不安拡大
米CPI鈍化と米金利低下でドル円反落、インフレ見通しが重しに
ポンド円は上昇バイアス持続も標準偏差チャネルで上値が抑えられる
原油は米中協議や中東不安を背景に反発、供給不安が市場の関心材料に
本日発表の米PPIと新規失業保険申請件数に注目、インフレ動向の確認材料
価格変動TOP3
- XTIUSD +4.83%
- XAUUSD +0.75%
- BTCUSD -1.14%
NY市場マーケットハイライト
- 米株式相場軟調、米国務省の中東対応報道で地政学リスクへの警戒が浮上
- ドル円反落、米CPI鈍化と米債利回り低下が圧迫
- ユーロドル続伸、独長期金利の上昇を背景にユーロ買い優勢
- 原油反発、米中協議進展と中東を巡る地政学リスクが意識される
- ゴールド反発、米金利低下にともない金利のない資産への投資を促進
- ビットコインは反落、11万ドル乗せ後に売りに押される
英ポンド/円(GBP/JPY)テクニカル分析
ポンド円の日足チャートを分析する。
直近の値動きでは、ケルトナーチャネル(青・グレー・赤の実線)内においてローソク足は一度アッパーバンドに達した後、押し戻されているが、バンド内の中間線を上回る水準で推移している。
ボラティリティ系の標準偏差(緑線)は低下を続けており、価格変動の収束とともに相場の値動きが狭くなっている。ブレイクアウトに注意したい。
また、オシレーター系のMACDは赤のシグナルラインと接近したまま横ばいを続けており、相場には一定の上昇圧力が残っていると解釈できる。
ただし、上昇が継続する場合、まずは標準偏差チャネル+2.0ライン付近である197.4円、さらに心理的節目となる200円がレジスタンスとして意識されるだろう。

現状の上昇は、標準偏差チャネル内における戻り波動の一環と捉えられ、仮に+1.5または+2.0ラインで上値を抑えられる場合は、下落のリスクが高まる。その際は、184.37円のサポートラインを目指す展開が想定される。
今日の経済指標とイベント(6月12日)
- 15:00(日本時間)、英・国内総生産(GDP)
- 21:30(日本時間)、米・新規失業保険申請件数
- 21:30(日本時間)、米・生産者物価指数(PPI)