中東の地政学リスクが高まる中、米株は下落、ドル買いと安全資産需要が強まり、金・原油は上昇。
ビットコインは横ばい推移が続き、52日SMAを下支えとする一方で、モメンタム低下が続き、上値の重さが意識される。今後の下値リスクに警戒が必要。
本日、NY連銀製造業景気指数、経済動向の先行指標として注目
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +5.90%
- XAUUSD +1.35%
- NZDUSD -0.84%
NY市場マーケットハイライト
- イスラエルとイランの軍事衝突を受け、地政学リスクが一段と上昇
- 米株は全面安、地政学的緊張が相場の重しに
- ドル円は反発、中東情勢の緊迫を背景に「有事のドル買い」が先行
- ゴールド続伸、安全資産需要が強まる
- 原油は急騰、中東リスクで供給懸念が拡大
- 日銀・FOMCの政策決定会合を前に短期的なヘッドライン主導の取引が中心に
- ビットコインは上昇一服感が強まりレンジ相場入り、52日SMA割れ含め慎重な見極めが必要な局面
ビットコイン/米ドル テクニカル分析
ビットコインは過去最高値更新後の調整局面で横ばい推移に転じ、エンベロープ内でのレンジ相場を形成している。
52日SMA(単純移動平均線)が短期的な下値支持線として意識されている一方、RSIは緩やかな下降のダイバージェンスが継続し、RVI(相対的活力指数)とモメンタム指標では明確な下降ダイバージェンスが確認できる。これは、上昇トレンドの減速を示唆。

52日SMAを割り込んだ場合は10万ドルが次のサポート候補となり、下落圧力の強まりに警戒が必要。現在は方向感を見極める慎重な対応が求められる局面。
今日の経済指標とイベント(6月16日)
- 20:00(日本時間)、米・OPEC月次報告
- 21:15(日本時間)、カナダ・住宅着工件数
- 21:30(日本時間)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数