米金利上昇を受けてドル円は続伸し、ユーロドルなどクロス円が優勢に
中東紛争への一時的な警戒感後退により、ゴールドおよび原油は下落
ユーロドルは高値更新も過熱感による短期調整に警戒
本日発表の日銀政策金利や米小売売上高指標など、マーケットのセンチメントに強い影響を及ぼす可能性
前日価格変動TOP3
- BTCUSD +3.73%
- XAUUSD -1.40%
- XTIUSD -2.33%
NY市場マーケットハイライト
- 米株堅調、中東の地政学的リスク後退が安心感に
- ドル円続伸、米金利上昇でドル買い優勢
- ユーロドル反発、米株高がクロス円を支える
- ユーロ円続伸、昨年7月以来の高値167.33円付近
- ビットコイン急伸、10万8,700ドル近辺まで上昇
- ゴールド反落、中東懸念後退で安全資産売りが強まる
- 原油は急落、中東不安の一時後退で供給懸念が緩和
ユーロ/米ドル(EUR/USD) テクニカル分析
ユーロドル(EUR/USD)の日足チャートでは、20日・52日移動平均線(EMA)がいずれもローソク足を下支えする形で上向きを維持しており、中期的な上昇トレンドが優勢であると判断できる。
一方で、ストキャスティクスは80台の過熱圏に位置しつつ反転の兆しを見せており、ROCおよびA/D指標は価格の高値更新に対してモメンタムや資金流入の弱まりを示す下降ダイバージェンスが発生している。これらは、短期的な上値の重さや買い圧力の減退を示唆する要素となる。
現在の価格帯は過去にも反転の節目となったレジスタンスゾーンに位置しており、ここから押し目形成へと転じる展開も視野に入る。

特に、52EMAおよび1.12024ドルのサポートは短期的な相場の強弱を見極める上で重要なポイントとなる。仮にこの支持帯を明確に下方ブレイクした場合、調整局面への移行リスクが高まる可能性がある。
今日の経済指標とイベント(6月17日)
- 12:00前後(日本時間)、日本・日銀政策金利
- 18:00(日本時間)、ドイツ・ZEW景況感指数
- 21:30(日本時間)、米国・小売売上高
- 22:15(日本時間)、米国・鉱工業生産指数