FOMC議事要旨で「多くの参加者が年内の政策金利据え置きが適切となる可能性」との見解が示され、12月米利下げ観測が後退。これを受けてドル買いが進行し、ドル円は157円台を回復した。
ユーロドルは続落。米利下げ観測の後退によるドル買い優勢で、ユーロは失速している。テクニカル面では中長期の移動平均線が収束し、上値を抑える構図が継続している。
本日は、延期されていた米9月雇用統計が日本時間22:30に発表予定。FOMCのスタンスや景気見通しに影響を与える可能性があり、ドルおよび金利市場の反応が注視される。
前日価格変動TOP3
- JPN225 +1.79%
- XTIUSD -2.04%
- BTCUSD -2.61%
NY市場マーケットハイライト
- FOMC議事要旨で多くの参加者が年内利下げに慎重姿勢、12月据え置き観測強まりドル買い優勢
- 米8月貿易赤字は596億ドルに縮小、市場予想を下回りドル堅調
- 米労働省労働統計局(BLS)は10月雇用統計の発表中止、11月分は12月16日に延期で市場に不透明感
- 米株はAI期待で買い堅調推移、米貿易赤字縮小とFOMC議事要旨も支援材料
- ドル円急伸、米金利上昇と利下げ観測後退で1月以来の157円台回復
- ユーロドル続落、米利下げ観測後退によるドル買い・ユーロ売りで失速
- ゴールドは小幅続伸、押し目買いと一部に安全資産買いの動き
- 原油は反落、地政学リスク後退と供給不安緩和が圧迫
- ビットコイン反落、ETF資金流出で需給悪化し投資家心理冷え込む
ユーロ/米ドル(EUR/USD)テクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。9月中旬からの反落基調を継続し、足元では調整が続いている。
21日・52日・100日の各EMAは接近し、方向感を探る状況となっている中で、戻りを試す動きに各EMAが上値を抑えている。また、足元では長い陰線が出現したことで、現在は下方向への圧力が意識され始めている。
RSI(14)は40台前半で中立圏内に位置しているものの、やや弱含みに傾いている。
上値の目標は1.1597ドルおよび1.1656ドル、下値の目安は1.1474ドルおよび1.1414ドルが意識される。

今後は下押し圧力の強弱を確認しつつ、短期的な方向性を見極める局面となる。
今日の経済指標とイベント(11月20日)
- 22:30(日本時間)、米・フィラデルフィア連銀景況指数(11月)
- 22:30(日本時間)、米・雇用統計(9月)
- 24:00(日本時間)、米・中古住宅販売件数(10月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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