ドル円159円台、チャート構造は上昇トレンドを支持も介入警戒が壁
中東情勢の緊迫化で原油が急騰。インフレ再加速への警戒が強まり、リスク回避のドル買いと株安が進行中。地政学リスクと金利上昇の同時進行は、市場の予測しづらさを増している。
ドル円は159円台。米金利上昇と有事のドル買いが支える一方、160円目前では為替介入への警戒感が強く、上値の重い展開が続く。この水準を抜けるかどうかが短期的な注目点。
今週は今夜のユーロ圏3月消費者信頼感を皮切りに、日本CPI、米PMI速報、ミシガン大学指数など景気・インフレ関連指標が相次ぐ。指標が強い場合はドル高・金利高の流れが続き、為替全体でポジション調整が加速しやすい。
前日価格変動TOP3
- XTI/USD(WTI原油/ドル) +3.53%
- XAU/USD(ゴールド/ドル) -3.29%
- JPN225(日経225) -3.70%
マーケットハイライト
- 中東情勢緊迫化で原油急騰、米株安・ドル高が連鎖
- カナダ1月小売売上高+1.1%、予想下回るも消費の底堅さ確認
- 米ダウ続落、週末の中東リスクとハイテク株調整で売りが拡大
- 日経225急落、米株安と原油高を嫌気しリスク回避鮮明
- ドル円反発、原油高で利上げ観測浮上しドル買い優勢
- ユーロドル反落、ドル高とエネルギー安保懸念が重荷
- ポンドドル反落、ドル高進行で1.32台へ弱含み
- ゴールドは続落、ドル高が利益確定・損失補填を誘発
- WTI原油は90ドル台後半へ急伸、ホルムズ海峡リスクを織り込む
- ビットコイン、週末軟調後に7万ドル前後で自律反発
米ドル/円(USD/JPN)テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。
価格は上昇トレンドの延長線上で高値圏を維持している。一方、MACDはシグナルとの乖離縮小を伴っており、上昇モメンタムの鈍化がうかがえる。トレンド自体は崩れていないものの、局面は上昇の後半に入りつつある。
直近20日間は線形回帰チャネル内で推移しており、回帰の傾きも維持されていることから、価格構造として過度な乖離れは確認されない。現状はトレンドを保ったままの時間調整と捉えるのが妥当である。
ただし、モメンタム指標の減速と価格の高値圏維持の間には温度差が生じており、値動きの圧縮も踏まえると、次の方向性を見極める局面にある。
心理的節目となる160.00の明確な上抜けはトレンド再加速の確認シグナルとなり、160.75方向への上値余地が開く。下値では、157.40(50日回帰線)を終値ベースで下回るかが短期的な分岐点となる。同水準での反発が確認されれば、上昇トレンドの継続性が裏付けられる。

一方、50日回帰線を明確に下抜ける場合は調整圧力の強まりが想定され、次の支持帯として156.45近辺の攻防を試す展開となりやすい。現在は、次なる方向性を探る収れんプロセスにある。
本日の経済指標とイベント(3月23日)
- 23:00(日本時間)、米・建設支出(1月)
- 24:00(日本時間)、ユーロ圏・消費者信頼感(3月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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