ドル指数、中東リスク意識のドル高も高値圏で調整
中東情勢を巡る不確実性が強く残る一方で、停戦観測や株式市場の底堅さもあり、リスク回避と選好が交錯しやすい状況にある。
ドル指数(DXY)は中東情勢リスクを背景に高値圏で推移するも、足元では調整局面に入っている。100の攻防と200日移動平均線の維持が今後の方向性を左右する重要なポイントとなる。
本日は英CPIや独IFO、米経常収支が発表される。インフレ指標が上振れすればドル買い圧力が再燃しやすく、弱い結果となる場合はドルロングの巻き戻しが進み、短期的な変動幅拡大につながりやすい。
原油価格が急落と反発が交錯する荒い値動きが続く中、停戦観測で下落するかが焦点。協議難航や情勢激化なら再上昇リスクも残る。エネルギー価格の動向は、最重要の先行指標として意識されている。
前日価格変動TOP3
- XAU/USD(ゴールド/ドル) +1.54%
- XTI/USD(WTI原油/ドル) -0.98%
- BTC/USD(ビットコイン/ドル) -1.27%
マーケットハイライト
- トランプ大統領が対イラン協議継続を強調、原油は急落後も値動き荒い展開に
- 日本2月コアCPIは前年比1.6%と予想下振れ、日銀の早期正常化観測が後退
- 米株はリスク回避の売りが先行、プライベートクレジットに関する不透明感も要因に
- 日経225反発、円安進行も中東リスク警戒が上値を抑制
- ドル指数は反発、中東情勢リスクと年内利下げ観測後退が下支え
- ドル円は反発、米金利高止まりと日本CPI下振れを受けた早期利下げ観測後退
- ユーロドル・ポンドドルは小幅反落、米欧金利差意識のドル買いで上値が重い展開
- ゴールドは反発、中東情勢への警戒と直近急落後の買い戻し
- ビットコイン反落、リスク選好後退で調整売りが優勢
ドル指数(DXY)テクニカル分析
ドル指数(DXY)の日足チャートを分析する。
ドル指数は上昇チャネル内での推移を維持しているものの、直近では上限付近から反落し、短期回帰線(LinReg20)を下回る局面となっている。各指標からは、この動きが直前までの上昇で生じていた過熱感の調整として整理でき、中期的な基調そのものが大きく変化したとは言い切れない。
足もとでは中期回帰線(LinReg50)が意識されており、200SMAが位置する98.40付近までの範囲が、上昇構造が一時的に鈍化しうる価格帯として注目される。短期回帰線(LinReg20)の目安である100近辺を回復できれば調整一巡とみなしうる水準であり、その場合は昨年5月以来の高値である100.55付近が、上昇基調の再加速をうかがう上で重要な節目となる。
この値動きの背景には、米国の金利水準やインフレ動向に応じた金融政策運営、ならびに世界的なリスク回避・選好の変動が影響している。こうした環境の下では、指標発表や要人発言のタイミングで一時的にボラティリティが高まりやすく、短期的なノイズに振らされやすい地合いが続く可能性がある。
もっとも、上昇チャネルや回帰線が依然として機能しているとみられ、これらの水準を手掛かりにテクニカル水準の機能を確認しながら、次の方向性を見定める局面にある。

現時点では、こうした条件が概ね維持される場合を軸とした再上昇シナリオが、価格構造上やや優勢とみなされる。今後はこれらの価格帯の攻防とともに、米金利やインフレ指標の変化が、上昇構造の維持か、より深い調整局面への移行かを判断する際の重要な手掛かりとなる。
本日の経済指標とイベント(3月25日)
- 8:50(日本時間)、日本・日銀金融政策決定会合議事要旨
- 9:30(日本時間)、オーストラリア・消費者物価指数(2月CPI)
- 16:00(日本時間)、英・消費者物価指数(2月CPIコア指数)
- 18:00(日本時間)、ドイツ・IFO企業景況感指数(3月)
- 21:30(日本時間)、米・経常収支(10-12月期)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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