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ドル円、156円台で方向感探る展開

市場分析
安藤修安藤修
ドル円、156円台で方向感探る展開

米株はAI関連期待で続伸し、日経225も最高値更新。暗号資産も堅調で、リスク資産全体への資金回帰が意識されている。

ドル円は156円台で推移。高市首相の追加利上げ慎重姿勢から日銀の早期利上げ観測が後退し、円売り優位の中で長期上昇トレンドを維持。

本日は米新規失業保険件数(22:30)が焦点。労働市場関連指標は米金利とドル動向に直結しやすく、結果次第で為替の短期ポジション調整が強まりやすい。

前日価格変動TOP3

  • BTCUSD   +8.00%
  • JPN225     +3.11%
  • AUDJPY   +1.21%

マーケットハイライト

  • トランプ大統領が一般教書演説で関税政策の継続と対イラン強硬姿勢を表明
  • エヌビディア決算発表でAI投資期待が前進、リスク選好を支える展開
  • 米ダウ続伸、エヌビディア決算とAI関連株高でセンチメント改善
  • 日経225は最高値更新、日銀早期利上げ観測後退と半導体株高がけん引
  • ドル円続伸、高市首相の追加利上げ難色報道でドル高・円安地合い
  • ユーロドル反発、対ドルでの戻り局面入りとテクニカル要因による買い戻し優勢
  • ポンドドル反発、ドル高一服感と英景気への過度な悲観後退でポンド買い戻し
  • 豪ドル続伸、中国景気懸念和らぎとコモディティ堅調が支え
  • ゴールドは反発、地政学リスクと実質金利低下観測が下支えも、株高で上値は重い
  • 原油は続落、需要鈍化懸念や在庫増観測が重石となり中東リスク要因を打ち消す形
  • ビットコインは一時6万9000ドル台、リスク資産下げ止まりとテクニカルな押し目買いで上昇に転じる

米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析

USDJPYの日足チャートを分析する。

ドル円は156円台で推移する中、日銀の早期利上げ観測後退を背景に円売りが優勢となっている。価格は長期上昇トレンドを維持したまま、いったん深めの調整を終えて再拡張局面に入りつつあるとみられる。

長期の防衛ラインである200SMAは上向きを維持しており、構造的には上昇トレンドが崩れていないことを示している。一方で25SMAは依然として下向きで、200SMAとの乖離を縮小する動きが続いており、中期的な調整圧力がまだ完全には解消されていない状態である。

直近のローソク足はエンベロープ+4.0%に接近しており、この水準はかつて支持・抵抗の転換点として機能してきた経緯がある。また、直近高値157.66円には戻り売りの意識が残っており、短期的にはこのゾーンでの攻防が焦点となる。なお、下値は直近安値の153.99円、さらにはダブルボトムの水準となった+1.5%水準の153.20円近辺が目安となる。

統計指標も現状の「せめぎ合い」を裏付けている。Hurst指数 0.469は、相場の持続性が弱く、トレンドが続くよりも価格が平均値へ引き戻されやすい環境にあることを示唆する(目安として0.5以上がトレンド優位、0.5未満が平均回帰優位)。同時に、MADスコア 0.99は200SMAからの乖離拡大がまだ初期段階であることを示しており、上昇余地を残しつつも、乖離が過度に拡大すれば平均回帰圧力が強まるという両面性を内包している。

【USD/JPY/日足チャート】

本格的なトレンド回帰へ発展するかどうかは、25SMAが上向きへ反転するか、そして価格が+4.0%および25SMAの上側で定着できるか、この2つの条件で見極めたい。また、いずれかが崩れれば上値を抑え込まれて失速するリスクに警戒が必要だ。長期トレンドの骨格は崩れていないだけに、この分岐点での値動きが今後の方向性を左右する。

今日の経済指標とイベント(2月26日)

  • 17:30(日本時間)、ユーロ圏・ECBラガルド総裁発言
  • 19:00(日本時間)、ユーロ圏・消費者信頼感(2月)
  • 22:30(日本時間)、米・新規失業保険申請件数

※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

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