ビットコインは米CPIで上昇再開、中期線での攻防が焦点

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米9月CPIは前月比+0.3%、前年比は3.0%と予想(3.1%)を下回り、インフレ減速観測が広がった。米株は上昇し、日経225も円安進行と財政期待を背景に急伸した。

ビットコインはCPI下振れを契機にリスク資産への資金流入が強まり、戻りを試す展開。中期移動平均線付近での値動きが目先の焦点。

今週はFRB、日銀、ECBの3大中銀が相次いで政策決定を予定しており、世界の金融政策の方向性が注目される。特に金利感応度の高い資産では敏感な動きが続く可能性がある。

前日価格変動TOP3

  • BTCUSD   +1.72%
  • JPN225     +1.14%
  • XTIUSD     -0.42%

マーケットハイライト

  • 米9月CPI前月比+0.3%、コア指数は予想下回り利下げ観測が一段と強まる
  • 米主要株価3指数はそろって最高値更新、米CPI好感と好調な決算が追い風に
  • 米中対話進展報道、100%追加関税の回避観測で貿易摩擦緩和への期待が浮上
  • ドル円続伸、CPI発表後に一時下落もドル買い基調の流れで底堅く推移
  • ユーロドル続伸、ユーロ圏10月消費者信頼感が予想外の改善が支援材料
  • ゴールドは小反落、米中対立懸念後退と持ち高調整の売りが上値を制限
  • ビットコイン上昇、CPI下振れを受けリスク資産への資金流入続く
  • 原油は反落、米制裁懸念の買い続かず利益確定の動きに押される
  • 日経225(JPN225)は買い優勢、米株高と円安・財政拡張期待を背景に上昇

ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析

ビットコインの日足チャートを分析する。直近では、価格が25日移動平均線(25日SMA)と52日移動平均線(52日SMA)付近で上値を抑えられた後、心理的節目である11万ドルを割り込んだ。ただし、200日SMA付近で下げ止まりを見せ、その後は11万ドルを回復して推移しており、戻りを試す動きとなっている。

足元では25日SMAと52日SMAが接近しており、ローソク足は再び52日SMA付近で上値を抑えられている。

RSI(14)は51台後半で推移しており、モメンタムは回復を見せているものの、現時点で明確な勢いは確認できない。

25日SMAを明確に上抜ければ、上値目標は11万7190ドルおよび11万8750ドル、下落シナリオでは10万8610ドルと10万6520ドルが目安となる。

【BTCUSD/日足チャート】

現時点では、25日SMAと52日SMAでの攻防が焦点であり、これを上抜けるかどうかが次の方向性を決める可能性がある。

今日の経済指標とイベント(10月27日)

(※ 米政府機関閉鎖の影響により、米国指標の一部は発表中止・延期の可能性があります。)

  • ニュージーランド・休場
  • 18:00(日本時間)、独・Ifo景況感指数
  • 21:30(日本時間)、米・耐久財受注

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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)

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