日経平均は上昇一服、高値圏で伸び一巡の展開に
米株市場は、NVIDIA決算前からAI期待を先取りした買いが積み上がっており、足元では利益確定を交えた慎重な展開。米ダウは小幅上昇と、底堅さを維持している。
日経平均(JPN225)は移動平均線から大きく乖離した高値圏で推移。上昇基調は維持しているものの、調整色が強まりつつあり、方向感を探る局面にある。下値は5万7000pt前後が一次支持として意識される。
本日(2月27日)は米PPIが発表予定。強い結果となれば利下げ観測の後退を通じて金利上昇・ドル高圧力、鈍化が確認されれば金利低下・ドル売りの素地が生まれる可能性があり、株式・為替ともにボラティリティ上昇要因となる。
前日価格変動TOP3
- JPN225 -2.29%
- BTCUSD -1.97%
- GBPJPY -0.73%
マーケットハイライト
- NVIDIAは好決算も株価は下落、期待先行の反動で利益確定売りが優勢
- 米ダウ小幅続伸、ハイテク調整の影響を受けつつも全体は底堅く推移
- 日経225反落、前日高値圏からの利益確定売りが優勢
- ドル円小幅反落、前日の上昇後に短期的な調整局面へ移行
- ユーロドル反落、米金利高とECB追加利下げ観測が上値を抑制
- ポンド円反落、英指標前の様子見と円安一服で調整圧力
- 豪ドルは反落、中国景気懸念と商品市況の軟化が重石
- ゴールドは続伸、地政学リスクと実質金利低下が安全資産需要を下支え
- 原油は続落、米在庫増加とイラン協議への警戒で上値重い
- BTCは7万ドル手前で反落、心理的節目がレジスタンスとして機能
日経平均(JPN225 Index)テクニカル分析
JPN225(日経225)の日足チャートを分析する。
現在の価格は中長期移動平均線(25EMA・200SMA)から大きく上方に乖離しており、構造としては明確な上昇基調だ。しかしながら、その上昇の質には変化の兆しが見られる。
上昇の角度を数値化するLinear Regressionは2.7から1.5へ低下した。上昇は続いているが、推進力そのものは明確に落ちている。加えて、Hurst指数は0.457と0.5を割り込んでいる。これはトレンドの持続性が弱まり、平均値へ引き戻される力が優勢になりつつある状態を意味している。
押し目レベルは、エンベロープ+22.5%水準(57250pt近辺)が一次サポート候補となる。浅い押しならここで踏みとどまりやすい。より深い調整が入った場合は+17.5%水準(54870pt近辺)が防衛ラインとなる。
この水準を日足終値ベースで割り込むようなら、上昇の継続ではなく「構造の変化」を疑う局面となる。上値では過去最高値60065ptの突破が焦点で、超えれば61000ptが次の照準となる。

現状は、上昇の勢いに歪みが表れつつある局面へ移行している。下値では54870ptの維持、上値では60065ptの突破、この二点が今後のシナリオ判断の分岐点となる。
今日の経済指標とイベント(2月27日)
- 8:50(日本時間)、日本・小売業販売額(1月)
- 8:50(日本時間)、日本・鉱工業生産(1月)
- 17:55(日本時間)、ドイツ・失業率(2月)
- 22:00(日本時間)、ドイツ・消費者物価指数(2月CPI)
- 22:30(日本時間)、カナダ・国内総生産(10-12月期GDP)
- 22:30(日本時間)、米・生産者物価指数(1月PPI)
- 23:45(日本時間)、米・シカゴ購買部協会景気指数(2月PMI)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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