米ホワイトハウス報道官、トランプ米大統領と習中国国家主席の会談可能性について発言
米政府は一部の中国製品に対する関税適用停止措置を8月31日まで延長するとの一部報道
貿易摩擦激化への懸念が再燃する中、主要通貨に対してドル売りが先行しドル全面安の流れ
ユーロドルは上昇継続、レジスタンス接近での方向感に注目
価格変動TOP3
- XTIUSD +3.81%
- XAUUSD +2.70%
- AUDUSD +1.01%
NY市場マーケットハイライト
- 米政府が一部中国製品の関税適用停止を延長、措置は8月末まで
- 米報道官、トランプ米大統領と習中国国家主席の会談可能性について発言
- 米株続伸、米中首脳会談観測で買い戻し優勢に
- ドル円続落、米関税政策の見通し不透明要因に低リスク通貨とされる円買い加速
- ユーロドル反発、貿易不透明感によるドル安継続を受け
- ゴールド反発、貿易摩擦の激化懸念で安全資産に資金流入
- 原油反発、主要産油国の増産据え置きが支援材料
ユーロ/米ドル(EUR/USD)テクニカル分析
ユーロ/米ドル(EUR/USD)の日足チャートを分析する。現在の価格は、52日指数平滑移動平均線(52EMA、青実線)を基調とした上昇トレンドが続いており、チャート左下から右上に引かれたトレンドライン(青破線)でも確認できるように、足元では高値を切り上げる動きが見られる。
しかし、1.14730ドル付近(水色の帯)では4月11日の長い上ひげを抑えられており、当面のレジスタンス帯となろう。
一方、下値については、1.11900〜1.12100ドル付近にサポート帯(オレンジ色)が存在し、仮に短期的な調整が進行した場合には反発の起点として意識される可能性が高い。特に、1.1214ドル付近は前回大きな波動を示した2024年9月25日の高値であり、テクニカル的な支持水準でもある。
オシレーター系のストキャスティクスは再び買われ過ぎ圏に向かって推移しており、短期の調整可能性も無視できない。
加えて、出来高系指標であるA/Dライン(青実線)はなだらかな下降傾向を示しており、資金流入の鈍さが懸念材料である。これは、最近の貿易を巡る不透明感が投資家心理に影響を与えている可能性もある。

今後は、1.14930ドル付近(水色帯の上限)のレジスタンスを明確に上抜けるかが焦点となるが、A/Dラインの弱含みの動きを踏まえると、上昇トレンドの持続には一層のエネルギーが必要とされる。仮に上抜けに失敗した場合には、1.12140ドル付近までの押し目形成も想定され、その水準での反応が次の方向性を占う重要な手がかりとなろう。
今日の経済指標とイベント(6月3日)
- 10:30(日本時間)、豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表
- 16:50(日本時間)、日銀植田総裁講演
- 18:00(日本時間)、ユーロ・消費者物価指数
- 23:00(日本時間)、アメリカ・JOLTS求人件数
- 23:00(日本時間)、アメリカ・製造業受注指数