ドル円は154円台へ急騰。日銀の利上げ見送りを受け約8カ月半ぶりの円安水準を記録。
ゴールドはFOMC後の買い戻しにより心理的節目の4000ドルを回復。一方、リスク選好の後退を背景に暗号資産全体で売り圧力が強まり、ビットコインは大幅に下落した。
本日は米個人消費支出(PCE)および雇用コスト指数が発表予定であり、今後のFRBの政策判断に直結する重要指標として注目される。なお、米政府機関の閉鎖により一部指標の発表に遅れが生じる可能性にも留意。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +2.44%
- USDJPY +0.92%
- BTCUSD -3.54%
マーケットハイライト
- トランプ大統領と習主席が会談し協議進展を確認。貿易摩擦緩和への期待感広がる
- 日銀は6会合連続で政策金利0.5%据え置き、米関税の影響を慎重に点検
- 欧州中央銀行(ECB)は3会合連続で金利2%据え置きを決定。ユーロ圏GDPは予想を上回り成長持続を示唆
- 米株軟調、ダウは110ドル安・ナスダックは377ポイント下落
- ドル円は8カ月半ぶりに154円台へ急騰、日銀の利上げ見送りで円売り強まる
- ユーロドル続落、ECB策据え置き後も軟調継続
- ポンドドル続落、英中銀の利下げ観測強まり約5カ月ぶり安値を記録
- ゴールドは反発、FOMC後の買い戻しが進行
- 原油はほぼ横ばい、供給過剰懸念とドル高で伸び悩み
- ビットコイン急落、リスク選好後退を背景に暗号資産全般に売り圧力
ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。前日まで下落基調にあった相場は、4000.00ドルの心理的節目を上抜けたことで短期的に反発の勢いを強めた。現在は20日SMAを意識しながら戻り局面が続いている。
現在、ローソク足はエンベロープ中心帯付近を回復しており、モメンタムの改善が進んでいる。
RSI(14)は下降基調も50台で推移しており、モメンタム面では中立的な状況が示唆される。
上昇シナリオでは、4000.00ドルを明確に維持できれば、次の上値目標はフィボナッチ23.6%戻しにあたる4129.10ドルが意識される。一方で、反発が一巡して再び失速した場合には、50.0%押しの3846.60ドルが下値の目安となる。

現時点では、4000.00ドルがサポートラインとして機能するかが焦点となる。20日SMAを明確に上抜けることができれば、短期トレンドの転換期待が強まりやすい局面である。
今日の経済指標とイベント(10月31日)
(※ 米政府機関閉鎖の影響により、米国指標の一部は発表中止・延期の可能性があります。)
- 8:30(日本時間)、日本・雇用統計
- 8:50(日本時間)、日本・鉱工業生産
- 9:30(日本時間)、豪・生産者物価指数(PPI)
- 19:00(日本時間)、ユーロ圏・消費者物価指数(HICP)
- 21:30(日本時間)、加・国内総生産(GDP)
- 21:30(日本時間)、米・個人消費支出(PCE)
- 21:30(日本時間)、米・雇用コスト指数
ゴールド(XAUUSD)に関するスプレッドおよびレバレッジの情報は、ThreeTrader公式ページでご確認いただけます。
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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)



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