ビットコインは下落一服、バンド収束で下値警戒
11月米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想上回る+6.4万人増も、失業率は4.6%に上昇。平均時給の伸びも鈍化し、労働市場の軟化傾向が強まった。
ビットコインはボリンジャーバンド−2σまでの調整が進行し、上値が重い展開。バンドの収束は進んでおり、方向感を模索する状況。
本日は英国11月CPI、独Ifo企業景況感、ユーロ圏11月HICPと、欧州中心に重要指標の発表が続く。いずれも欧州中央銀行(ECB)の金融政策に影響を与える可能性があり、為替市場の変動要因として注視される。
ビットコインは下落一服、バンド収束で下値警戒。
前日価格変動TOP3
- BTCUSD +1.78%
- JPN225 -1.00%
- XTIUSD -2.75%
NY市場マーケットハイライト
- 11月米雇用統計、米雇用者数は予想上回る6.4万人増。失業率4.6%は4年ぶり高水準に悪化
- 10月米小売売上高は市場予想に届かず、株高の資産効果でも個人消費は伸び悩み
- 12月米総合PMIは53.0に低下し半年ぶり低水準、製造・サービスPMIとも予想下回る
- 米ダウ続落、雇用統計後の利下げ観測に不透明感
- ドル円続落、日銀の12月利上げ観測で154円台前半
- ユーロドル小幅続伸、一時1.18ドルまで上昇も上値が重い
- ゴールドは反落、利下げ観測の後退で調整売り
- 原油は急落、ウクライナ和平期待で2021年以来の安値
- ビットコインは反発、金利先安観がビットコイン下値を支える
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコインの日足チャートを分析する。直近の値動きは、上昇ウェッジを下抜けた後に下落基調が続き、現在はボリンジャーバンド−2σ近辺まで調整が進んでいる。また、ボリンジャーバンドは横向きで収束傾向にあり、方向感を欠いたままスクイーズ局面が進行している。
RSI(14)はローソク足の動きと連動して41台まで低下しており、短期的には売りがやや優勢となってきた水準である。ただし、現時点では若干の持ち直しが見られる。
上昇が継続した場合、節目である90,000ドル、次に94,632ドルを抜けると、大台の100,000ドルが視野に入る。一方、下落に転じ、−2σを明確に割り込む展開になれば、83,782ドルおよび80,527ドルが次の下値の目安となる。

現時点では、ボリンジャーバンド下限での攻防が続いており、踏みとどまれなければ下値警戒が一段と強まる展開も視野に入る。
今日の経済指標とイベント(12月17日)
- (日本時間)、16:00英・消費者物価指数(11月CPI)
- (日本時間)、18:00独・Ifo企業景況感指数(12月)
- (日本時間)、19:00ユーロ圏・消費者物価指数(11月HICP)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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