労働指標の悪化で景気の減速懸念が再燃、米失業保険申請は昨年10月以来の多さ
トランプ大統領と習主席の電話会談による協議継続確認で米中貿易摩擦緩和の期待が高まる
ECBは想定どおり0.25%利下げ決定。ECBラガルド総裁の緩和終了示唆でユーロが買われる
USDCHFは下落基調続く中、収束帯突破なら短期トレンド転換も
本日の重要指標、21:30発表の米雇用統計がドル相場の方向性を決定づける可能性
価格変動TOP3
- XTIUSD +0.90%
- EURJPY +0.84%
- BTCUSD -2.55%
NY市場マーケットハイライト
- トランプ氏と習氏が電話会談、関税を巡る協議を今後も継続する方針を確認
- 米株式相場軟調、本日の米雇用統計発表を控えて様子見姿勢
- ドル円反発、米中首脳の電話会談報道でドル買い優勢
- ユーロドル反発、ECBの追加利下げ観測後退を受けユーロ買いが優勢に
- ゴールド反落、米中摩擦の緊張緩和で安全資産需要が後退
- 原油反発、米中の貿易交渉進展への期待を背景に
- ビットコイン続落、米失業指標の悪化で景気懸念が強まり売り圧力に
米ドル/スイスフラン(USD/CHF)テクニカル分析
米ドル/スイスフラン(USD/CHF)の日足チャートを分析する。現在の価格は、過去数年の高値と安値を起点とする長期トレンドラインに挟まれ、徐々に値幅を縮小する展開が続いている。52日移動平均線(SMA)はローソク足の上方に位置しており、中期的には下落バイアスが優勢な地合いと判断される。
一方、オシレーター系指標を見ると、ストキャスティクスは50ポイントを下回り売られすぎ水準近くを横ばいに推移しており、RSIも緩やかな上昇傾向を伴うダイバージェンスが観察される。このことから、売り圧力が徐々に緩和され、反発上昇の可能性もある局面を示唆している。

今後の展開としては、過去に反転の起点となった価格帯である0.85450CHF付近のレジスタンス帯(水色帯)を明確に上抜けるか、あるいは同様にテクニカル的な節目とされる0.80560CHFのサポートライン(赤色帯)を下抜けるかによって、トレンドが大きく変化する可能性がある。
特に、下抜けが確認された場合は下値模索の展開に移行するリスクがある点に留意したい。
今日の経済指標とイベント(6月6日)
- 17:30(日本時間)、ユーロ・欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁講演
- 18:00(日本時間)、ユーロ・国内総生産(GDP)
- 21:30(日本時間)、米・雇用統計
- 21:30(日本時間)、カナダ・雇用統計