ドル円は152円を突破し、高市自民党新総裁の積極財政容認方針を背景に円売りが進行。米インフレ期待の上昇と金利高止まりもドル高を支えており、日銀為替介入への思惑がくすぶる状況が続く。
ゴールドは米政情不安や金利見通しの不透明感から安全資産としての需要が強まり、過去最高値を更新。米政局や地政学リスク等の動向が引き続き価格を左右する構図となっている。
本日深夜のFOMC議事要旨では、利下げペースを巡る議論が焦点。インフレや雇用の底堅さを受け、大幅利下げ観測には慎重な見方が広がりつつある。
前日価格変動TOP3
- USDJPY +1.01%
- JPN225 -1.12%
- BTCUSD -2.44%
NY市場マーケットハイライト
- NY連銀調査、米1年後のインフレ期待を3.4%に上昇
- 米株は主要株指数が揃って下落、売り優勢の展開
- ドル円152円突破、高市新総裁の積極財政方針で円売り継続
- ユーロドル続落、仏政局の不透明感がユーロ圧迫
- ゴールドは最高値更新、米政情不安で安全資産買い鮮明
- 原油は続伸、OPECプラス増産限定的で供給懸念が後退
- ビットコイン反落、最高値更新後に利益確定売り
ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。足元ではボリンジャーバンド+1σ~+2σ付近で推移しながらバンドウォークが続いており、強い買い圧力が持続している。
また、RSI(14)は85と過熱圏に位置し、1か月以上にわたり70超の高水準を維持している。MACDはプラス圏で上昇基調を維持しており、トレンドの持続を裏付けている。現時点で明確な反転サインは見られないものの、過熱感が継続している局面では上昇の一服にも警戒したい。
今後の上値は、まず心理的節目である4000.00ドルの突破であり、これを上抜ければ4062.50ドルが次のレジスタンスとして意識される。一方、反落時には3750.00ドルおよび3630.00ドルがサポートとして機能する可能性が高い。

現局面では4000.00ドルを目指す展開が進行しており、この水準に到達し突破できるか否かに注目したい。
今日の経済指標とイベント(10月8日)
- 8:50(日本時間)、日本・国際収支、貿易収支
- 10:00(日本時間)、NZ・中銀政策金利
- 15:00(日本時間)、独・鉱工業生産
- 20:00(日本時間)、米・MBA住宅ローン申請指数
- 23:30(日本時間)、米・石油在庫
- 翌1:00(日本時間)、ユーロ圏・ECBラガルド総裁発言
- 翌3:00(日本時間)、米・FOMC議事要旨公表
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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)