ビットコイン、10万ドルラインでの調整局面

X(Twitter)
Facebook
Instagram
LinkedIn
Copy URL

ビットコインは高値圏ながら上昇力が鈍化し、10万ドルのサポート維持が重要局面に。

先週はトランプ大統領の関税強化やFRBへの利下げ要求、ECBの利下げなどが市場の不透明感を強めた。

BTCは主要通貨中で最も大きな値動きを記録した。

価格変動TOP3(6/2~6/5)

  • BTCUSD   6.20%
  • XAUUSD   3.26%
  • AUDJPY    1.86%

先週のマーケットハイライト

  • トランプ大統領が鉄鋼・アルミ関税を50%に引き上げ表明。EUが報復措置を示唆し通商摩擦懸念が拡大
  • 米政府が一部中国製品の関税適用停止を延長、措置は8月末まで
  • FRBボスティック総裁は利下げに慎重発言、政策波及の確認を優先
  • 低調な米雇用指標を受け、トランプ大統領がパウエルFRB議長に再び利下げを要求
  • ECBは想定どおり0.25%利下げ決定。ECBラガルド総裁の緩和終了を示唆

ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析

ビットコイン/米ドル(BTC/USD)の日足チャートでは、5月22日の高値から反落し、20EMA、下降チャネル上限、長期トレンドラインに挟まれた保ち合いが続いている。

RSI(14)は50台後半で推移し、買い圧力と売り圧力が釣り合っている状態。一方、モメンタム(14)は下落傾向にあり、価格上昇と逆行する弱気のダイバージェンスが確認されている。これは買い圧力の減退を示唆している。

上値は11万2,500〜11万3,370ドルがレジスタンス帯。下値は心理的節目の10万ドルが重要なサポートで、割り込めば9万3,250〜9万3,750ドルが次の下値目処となる。

【ビットコイン/米ドル(BTC/USD) 日足】

総じて、ビットコインは高値圏にあり、モメンタム低下により上昇力は鈍化傾向。10万ドルの攻防が今後のトレンドを左右する重要局面となる。

今日の経済指標とイベント(6月9日)

  • 休場(祝日)オーストラリア
  • 8:50(日本時間)、日本・国内総生産(GDP)
  • 23:00(日本時間)、米・卸売在庫

X(Twitter)
Facebook
Instagram
LinkedIn
Copy URL