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注目の経済指標とイベント(3/9 ~ 3/13)

ウィークリー分析
安藤修安藤修
注目の経済指標とイベント(3/9 ~ 3/13)

米株は長期上昇トレンドを維持したまま調整局面。金利とインフレ指標を巡る不確実性が資金フローを鈍らせている。今週はインフレ鈍化の確認か、金利高止まりの再認識かでリスク資産の資金配分が揺れやすい局面。

ダウは5万2000回復で高値圏再接近が意識される一方、4万6700維持なら調整の範囲。割り込めば4万4700付近まで下押し余地。S&P500は7014.5突破で7410方向、6700割れなら6410付近まで調整。

今週は、週央の米CPIを起点にPCEとGDPの整合性が試される週。金利主導の値動きが続く限り、リスク資産は戻り売り優勢の時間帯が断続的に発生しやすい。

注目の経済指標とイベント(3/9 ~ 3/13)

日付経済指標とイベント日本時間
3/9(月)日本・国際収支・貿易収支(1月)8:50
中国・消費者物価指数(2月CPI)10:30
ドイツ・鉱工業生産(1月)16:00
3/10(火)日本・実質国内総生産(10-12月期GDP・改定値)8:50
米・貿易収支(1月)22:30
米・中古住宅販売件数(2月)23:00
3/11(水)ドイツ・消費者物価指数(2月CPI)16:00
米・消費者物価指数(2月CPI)21:30
米・財政収支(2月)翌3:00
3/12(木)米・新規失業保険申請件数21:30
3/13(金)英・国内総生産(1月GDP)16:00
ユーロ圏・鉱工業生産(1月)19:00
カナダ・雇用統計(2月)21:30
米・PCE価格指数/コアPCE(1月)21:30
米・実質国内総生産(10-12月期GDP・改定値)21:30
米・JOLTS求人件数(1月)23:00
米・ミシガン大学消費者態度指数(3月)23:00
3/14(土)Polkadot(DOT)供給上限導入と初回発行量削減

重要な指標・イベント

  • 3月10日(火)日本・実質国内総生産(10-12月期GDP・改定値)
    1次速報からの改定幅が焦点。物価高と内需の弱さが続く中、下方修正なら日銀の追加利上げ観測が後退しやすく、円売り・クロス円の上昇につながりやすい。上方修正でも「強すぎる数字」でなければ市場の反応は限定的とみておきたい。
  • 3月11日(水)米・消費者物価指数(2月CPI)
    FRBの利下げ判断に直結する重要指標。今回は予想比での上下どちらに振れるかが重要で、上振れならドル高・金利上昇でリスク資産全般に逆風、下振れならドル安・株高となりやすい。市場のコンセンサスは、上振れ時のショックの方が大きくなりやすい点は意識しておきたい。
  • 3月13日(金)米・PCE価格指数/コアPCE(1月)
    FRBが最も重視する物価指標。CPIから2日後の発表で、CPIとの乖離があれば動意が出やすい。強い数字が続けばドル高バイアスが意識され、想定内かやや弱めなら緩和期待が再燃しリスク選好が強まる流れ。今回はCPI結果を受けた地合いと合わせて読む。
  • 3月13日(金)米・実質国内総生産(10-12月期GDP・改定値)
    同日のPCEと合わせて「インフレは落ち着いているか、景気は失速していないか」を確認する材料。上方修正なら高金利継続観測でドル買い、下方修正なら利下げ期待が前のめりになりやすい。PCEとセットで方向感を見極めたい。
  • 3月14日(土)Polkadot(DOT)年間トークン発行量削減(供給上限導入)
    供給上限の導入により、DOTのインフレ率が大幅に低下する設計変更。長期保有を意識した買いが入れば、アルト全体の物色につながる可能性もある。一方、材料出尽くしで売られるシナリオも十分あり得る。週末の流動性が低い時間帯の発表である点も踏まえ、前後の値動きは丁寧に追いたい。

相場のファンダメンタル

前週の為替市場は、米ISM製造業・非製造業指数の結果に加え、中国の成長率目標引き下げ観測が意識され、ドルが底堅く推移する一方で、ユーロや円は戻り待ちの売りが出やすい状況であった。また、週末の米雇用統計を前に、投資家は金利の行方を慎重に見極める姿勢を保っていた。

今週の為替市場は、米2月CPIと1月PCEデフレーター、10-12月期GDP第2速報が相次ぎ、「インフレはどこまで落ち着きつつあるのか」「景気の勢いはどの程度維持されているのか」が同時に試される展開となる。物価指標が予想より強ければ、利下げ開始の時期が後ろにずれるとの見方からドル高と金利上昇が意識されやすく、ビットコインなど暗号資産には上値の重さが意識されやすい。 一方で、インフレが想定通りかやや弱めであれば、ドル安と株高を通じてリスク選好が高まり、暗号資産や高金利通貨への資金流入が意識されやすい。

為替市場では、米金利動向と中国の成長目標、原油など商品市況を巡るニュースが交錯し、投資家心理は一方向に偏りにくい状況が続いている。個々の経済指標のぶれや要人発言の言い回しがドルや円の短期的な値動きを増幅し、その変動がビットコインや主要アルトコインにも波及しやすい環境にあるため、今週は「金利」と「インフレ」という基本軸から相場の反応を整理する姿勢が重要である。

テクニカル分析

ダウ・ジョーンズ工業株平均(Dow Jones Industrial Average)

US30週足は200週回帰線(LinReg200)を上回って推移しており、長期上昇トレンドは維持されている。

移動平均は40EMA>80EMA>160SMA>320SMAの上昇配列を保っており、トレンド構造に大きな崩れはない。価格は回帰線近傍に位置し、乖離率は+0.29%と小幅であり、現在はトレンド内部の調整局面にある。

直近では過去高値5万528付近から反落し、40EMA方向への押し戻しが進行している。押し目の目安は4万6700近辺であり、エンベロープ+30%水準と40EMAが重なる支持帯として意識される。

ADX(14)は約29でトレンド形成が維持されている。ATR Norm(20)は2.5と高水準にあり、値動きの振幅は拡大している。ZScore(50)は+0.86で統計的過熱には至っておらず、FDI(30)は1.37でトレンド型構造を示す。

総じて、現在の市場は長期トレンドを維持したまま、高ボラティリティ下で価格調整が進む局面にある。上値抵抗は5万2000。下値は4万6700を維持する限り押し目調整と判断されるが、割り込む場合は80EMA(4万4700付近)への調整拡大を想定する。

【DJIA(US30)/週足チャート】

S&P500指数(S&P500 Index)

US500週足は直近まで200週回帰直線(LinReg200)上方で推移しており、長期上昇トレンドは維持されている。現在の価格は回帰線をわずかに下回るが乖離は小さく、トレンド内部の短期的な持ち合い局面と解釈できる。

ADX(14)は16台まで低下し、トレンドの方向性は弱まっている。一方、ATR Norm(20)は2.49と高水準で、値動きの振幅は拡大している。ZScore(50)は+0.84で統計的過熱には至らず、FDI(30)は1.42とトレンド領域にありながら持ち合い移行を示唆する水準にある。

移動平均は上昇配列を維持し、価格は30EMAまで押し戻されている。60EMAはエンベロープ+40%と重なる6700付近に位置し、短期的な防衛ラインとして意識される。

総じて現在はトレンド構造を維持したまま方向感が乏しく、ボラティリティの高い持ち合い局面にある。上値の焦点は年初来高値7014.5であり、突破すれば7410方向への拡張が視野に入る。一方、6700を割り込む場合は6410付近までの調整拡大を想定する。

【S&P500(US500)/週足チャート】

※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

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