日経225は5万ptの攻防、今週の米重要指標を控え調整警戒も
前週の米国株はダウが289ドル高、ナスダックも151ポイント上昇。感謝祭翌日の薄商いのなか、月末を控えたポジション調整との見方もある。
ドル円は小幅に続落して156円台前半で推移。ユーロドルは感謝祭明けで取引が閑散としていたこともあり横ばい圏での動き。ゴールドは米金利の低下を受けて反発している。
日経225は小幅上昇し5万pt台を維持。テクニカル的にはMACDのヒストグラムが縮小しており上昇の勢いがやや鈍ってきた印象。今後は25日線(5万400pt近辺)の上抜けと、5万ptの下値維持が焦点。
本日は米ISM製造業景況指数やユーロ圏各国のPMIが発表される。製造業の景況感次第ではドルや欧州通貨が動く可能性がある。また、米感謝祭明けのサイバーマンデーによる消費動向にも注目。
今週はFOMC直前の米9月PCEが発表予定。公表が延期されていた重要指標で注目度が高い。また、ドバイではBinance Blockchain Weekが開催され、デジタル資産市場のセンチメントに関心が高まりそうだ。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.48%
- JPN225 +0.38%
- XTIUSD -1.08%
マーケットハイライト
- 米国株続伸、利下げ観測支えにダウ289ドル高。ナスダックも151ポイント高
- 日経225(JPN225 Index)小幅反発、米市場休場で商い低調も堅調推移
- CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)障害で先物取引が11時間超停止、日経平均先物など国際市場にも影響
- 米長期債は下落、CME障害で持ち高調整売りが優勢
- OPECプラス、30日会合で26年末までの協調減産継続を改めて確認
- ドル円小幅続落、日銀12月利上げ観測で日米の政策格差が意識される
- ユーロドル横ばい、感謝祭明けで取引低調
- ゴールドは反発、米金利低下が支援
- 原油は反落、OPEC会合前に持ち高調整売り
- ビットコイン小幅反落、9万ドルは維持も20日線で上値を抑えられ上値が重い
日経225(JPN225 Index)テクニカル分析
日経225(JPN225 Index)の日足チャートを分析する。価格はエンベロープ-4%水準で反発し、5万pを回復した。前日の陰線でも同水準を下回らず、下支えラインとして機能している。上値は25日SMA(5万400pt付近)により上昇への抵抗が意識される。
RSI(14)は53.93と中立圏にあり、モメンタムの偏りは見られない。MACDではヒストグラムの縮小が続いており、シグナルラインとの乖離も徐々に縮まっていることから、上昇の勢いはやや鈍化している。
25日SMAを上抜けして上昇が続けば、5万1516ptや5万2658ptが次の上値目標となる一方、5万ptを割り込んだ場合は48610pt、さらに48000pt付近が下値の目安として意識される。

今後は5万ptでの下支えが持続するか、25日SMAを突破できるかが注目される。
今日の経済指標とイベント(12月1日)
- 17:55(日本時間)、独・製造業購買担当者景気指数(11月PMI)
- 18:00(日本時間)、ユーロ圏・製造業購買担当者景気指数(11月PMI)
- 18:30(日本時間)、英・製造業購買担当者景気指数(11月PMI)
- 23:45(日本時間)、米・製造業購買担当者景気指数(11月PMI)
- 24:00(日本時間)、米・ISM製造業景況指数(11月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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