ゴールド、核協議報道下で20線割れ後の下値模索
米市場は地政学リスク緩和観測を背景に底堅く推移。NY連銀指数も市場予想を上回り、景況感の底堅さを示唆。米イラン核協議進展報道がリスク選好を下支えした。
ゴールドは、地政学的緊張の緩和や米ドル高が重石となり、4,900ドルを割り込んで軟調に推移している。ただし、100日線は依然として維持されており、中期的な上昇基調は保たれている。
本日はFOMC議事要旨が予定されている。議事要旨は金利見通しを通じドル相場に直結する可能性が高い。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD -2.32%
- XAUUSD -2.30%
- BTCUSD -1.75%
マーケットハイライト
- NY連銀指数は7.1、1月7.7から低下も指数が市場予想超え
- 英ILO基準失業率は5.2%に上昇、約5年ぶり高水準で英労働市場減速
- オーストラリア中銀(RBA)が政策金利3.85%へ25bp引き上げ、2年超ぶり利上げを全会一致決定
- 米株は下値堅く推移、米イラン協議進展観測でダウ32ドル高
- 日経225は底堅く推移、CFDの買い戻しで押し目買い反発
- ドル円反落、地政学リスクが意識され154円手前で伸び悩み
- ユーロドルは続落、ユーロ圏ZEW悪化でセンチメント低下
- ポンドドルは続落、1月英雇用統計弱く利下げ観測高まる
- 豪ドルは続伸、RBA利上げで堅調地合い
- ゴールドは続落、米イラン核協議進展による関係改善期待で売り優勢
- 原油は反落、米イラン協議受け約2週間ぶり安値
- ビットコイン6.7万ドル台で推移、アルゴリズム取引が影響との声
ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。直近のゴールド相場は、100日移動平均線(100SMA)を基準としたエンベロープの+30%水準に到達した後、急落に転じた。現在はエンベロープ+10%~+15%帯での持ち直しを試みる調整局面にあり、この水準での動向が注目される。
短期的に見ると、直近では陰線形成とともに20EMAを下回り、短期的な支持は一時的に崩れた。しかし、中期的な視点では100SMAに沿った上昇基調は依然として維持されており、トレンドそのものが崩壊したとは言えない。さらに、昨年9月頃からの+10%以上での推移が続いていることは、価格が一定の下値支持構造の中にあることを示唆している。
一方で、上値にも壁が存在するように見える。昨年10月の+20%水準超えでも頭を抑えられており、+20%以上は利益確定売りが断続的に入りやすい構造となっているようだ。つまり、現在のゴールドは、+10%~+20%というエンベロープのレンジ内での攻防に入っているといえる。
このレンジ内の攻防をさらに複雑にしているのが、ATR(20)の急上昇とADX(14)の同時低下という組み合わせである。値動きの振れ幅は拡大しているにもかかわらず、方向感が定まっていないことを意味し、この価格水準で上下の綱引きが起きていることが見て取れる。
上値は、エンベロープ+30%越えの過去高値5598.11で強気再加速の確認となる。下値では、+5%の4402.97割れで、昨年来継続してきた中期上昇トレンドが一旦調整に転じる。

現時点での焦点は「エンベロープ+10%水準を終値ベースで維持できるか否か」である。100SMAを下回っていない現状では、中期トレンドの継続可能性は残存するが、+10%水準を割り込んだ場合は100SMAが次の重要な試金石となる。終値での+10%維持が、次のトレンドの方向性を判断する上での最初の確認ポイントとなるであろう。
今日の経済指標とイベント(2月18日)
- 10:00(日本時間)、NZ・NZ中央銀行(RBNZ)政策金利
- 16:00(日本時間)、英国・消費者物価指数(1月CPI)
- 22:30(日本時間)、米国・住宅着工件数(12月)
- 22:30(日本時間)、米国・耐久財受注(12月)
- 23:15(日本時間)、米国・鉱工業生産(1月)
- 翌4:00(日本時間)、米国・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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