ドル円は、自民高市総裁の「行き過ぎた円安誘発せず」との発言を受け円高に振れたが、米長期金利の上昇を背景に153円台で堅調な推移を維持した。
ビットコインは最高値圏での利益確定売りに押され下落。一時12万ドル付近に差し掛かり、売り圧力が意識される状況。ゴールドも連日の高値更新を受けた利益確定売りで下落。
本日は米ミシガン大学消費者信頼感指数、カナダ雇用統計などが発表予定。米政府機関閉鎖の影響で一部指標が延期となっている中で注目される。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -1.63%
- BTCUSD -1.53%
- XTIUSD -1.28%
NY市場マーケットハイライト
- 米ダラス連銀、米労働市場は大幅な悪化ではなく均衡回復と分析
- 米株軟調、高値過熱感と政府閉鎖懸念でダウ4日続落
- ドル円続伸、高市氏発言で一時円高も米長期金利上昇で高値更新
- ユーロドル続落、仏政局混迷でユーロ売り継続
- ゴールドは反落、連日の最高値更新で利益確定売り強まる
- 原油は反落、中東の地政学リスク後退観測が材料
- ビットコイン反落、最高値圏で利益確定売りが上値を抑制
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコインの日足チャートを分析する。直近はボリンジャーバンド+2σに沿って上昇した後に反落し、現在は+1σ水準付近での調整局面となっている。また、ローソク足は心理的水準である12万ドルに差し掛かり、上昇基調に一服感が見られる。
ボリンジャーバンドはわずかに縮小する兆しを見せており、価格のボラティリティはやや低下傾向にある。RSI(14)は70付近から反落し、現在は50台後半で推移しており、買われ過ぎの状態は解消されつつある。MACDについては、上昇モメンタムの鈍化を示す兆候が見られるものの、明確な売り転換シグナルはまだ確認されていない。
今後の戻り局面においては、12万7050ドルおよび13万ドルが上値の目安として意識される。一方、調整が進行した場合は、11万8750ドルおよび11万6830ドル付近が下値サポートの目安となる。

引き続き、+1σおよび12万ドルの水準を維持できるか否かが、上昇基調の継続可否を見極める上で重要な判断材料となる。
今日の経済指標とイベント(未定※)
- 21:30(日本時間)、加・雇用統計
- 23:00(日本時間)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数
- 翌3:00(日本時間)、米・月次財政収支(※)
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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)