ゴールド、利下げ観測支えに4000ドル突破後も堅調

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米ADP週次雇用統計の4週平均が1万1250人減と労働市場の減速を示す中、FRBによる利下げ観測が強まり市場心理の下支えとなった。また、米政局の安定期待も相場を支える要因となっている。

ゴールドは前日の4000ドルの節目突破後も堅調に推移し、現在は4130ドルのレジスタンスを試す展開。短期的にはテクニカル的な抵抗帯を意識した攻防が注目される。

本日は、独10月CPIと米MBA住宅ローン申請指数の発表が予定されている。いずれも欧米の利下げ観測に影響を与える可能性があることから、相場の変動要因として注視される。

前日価格変動TOP3

  • XTIUSD     +1.61%
  • USDCHF    -0.55%
  • BTCUSD    -2.62%

マーケットハイライト

  • 米ADP週次速報は4週平均で雇用減少、米労働市場に悪化懸念
  • 米政府機関再開で弱い経済指標公表への警戒強まる
  • 米株まちまち、ダウ559ドル大幅続伸もナスダック反落。景気期待と業種間の明暗が対照的
  • ドル円ほぼ変わらず、一時153.65円まで下落も下値堅く限定的
  • ユーロドルは続伸、ADP雇用速報の悪化でドル安誘発
  • ポンドドル小反落、英失業率上昇で中銀利下げ観測強まり下落も下値を買われる
  • ゴールドは続伸、米経済指標再開でFRB利下げ観測強まり資金流入
  • 原油は大幅続伸、米政府再開期待で景気減速懸念が後退
  • ビットコインは反落、投資家センチメントは依然脆弱で回復の勢い欠く
  • ロンドン株続伸、英労働統計下振れで利下げ観測強まり最高値を更新

ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析

ゴールドの日足チャートを分析する。しばらく4000.00ドル付近で上値を抑えられていたが、直近では急伸により同水準を明確に突破し、20日SMAも上抜けて上昇基調を強めた。

現在は4130.00ドルのレジスタンスを試す場面で、同水準突破の可否が次の展開を左右する可能性がある。また、エンベロープ+2%が意識される水準にあり、短期的な抵抗帯として機能する可能性がある。

MACDは、プラス圏であるが低位置でシグナル線(赤)と接触しており、モメンタムの一服を示唆している。RSI(14)は59後半とやや強含みに上昇し、買いバイアスが優勢になりつつある。

上昇が続いた場合、4241.00ドルおよび4331.30ドルが目標となる。一方、反落時には4000.00ドルが意識され、次に3910.00ドルが目安となる。

【XAUUSD/日足チャート】

目先は4130.00ドルの上抜けとエンベロープ+2%乗せが短期的な焦点となる。

今日の経済指標とイベント(11月12日)

  • 16:00(日本時間)、独・消費者物価指数(10月CPI)
  • 21:00(日本時間)、米・MBA住宅ローン申請指数
  • 22:30(日本時間)、加・住宅建設許可(9月)

※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

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