ポンドドルは1.35ドル台回復、9月来の高値
米7-9月期GDP確定値は年率+4.3%。GDP成長率は2年ぶり最大の伸びで景気堅調を確認し、主要株価指数を支援。一方、10月耐久財受注の弱さが強弱感を対立させた。
為替市場では、ポンドドルが1.35ドル台を回復し、9月以来の高値を更新。テクニカル面では、一目均衡表の雲上限が下値支持として意識される。なお、ドル円は日本当局による円安是正介入への警戒感が重しとなり続落している。
ゴールドは地政学的リスクやドル軟化を背景に史上高値を更新。一方、ビットコインは大口筋の売り圧力により反落。仮想通貨・貴金属間で方向性の違いが鮮明となっている。
本日は日銀の10月金融政策決定会合議事要旨が公表予定。追加利上げや金融正常化への踏み込んだ議論に注目。薄商いの中での突発的なボラティリティ上昇に最大限の警戒が必要。
ポンドドルは1.35ドル台回復、9月来の高値。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.06%
- XTIUSD +0.98%
- NZDUSD +0.80%
マーケットハイライト
- 米7-9月期GDP確定値は年率+4.3%、GDP成長率は2年ぶり最大の伸び
- 米12月消費者信頼感指数は89.1へ低下、個人消費の先行きに慎重な見方が広がる
- 米国株は上昇、米GDP上振れとハイテク株への買い戻しがダウ・ナスダックを支援
- 日経225上昇、5万500ドル近辺を底堅く推移
- ドル円続落、日本当局の円安是正介入警戒感が重し
- ユーロドル続伸、長期金利上昇と独景気観測が支え
- ポンドドル続伸、一時1.35ドル台で9月以来の水準
- ゴールドは続伸、薄商いと地政学リスクで最高値更新
- 原油は続伸、米GDP上振れでエネルギー需要の拡大期待
- ビットコイン反落、大口投機家が価格下落を見込んだ取引を拡大
英ポンド/米ドル(GBP/USD)テクニカル分析
ポンドドル(GBP/USD)の日足チャートを分析する。相場は、転換線および1.3368付近の雲上限を踏み台に上昇基調を継続している。一方、転換線や基準線の上昇とは異なり52日SMAは依然として下向きで、中期参加者からは戻りの範囲と見られやすい状況が続いていることが注意点となる。
MACDは上昇基調を保ち、ヒストグラムも優勢で、モメンタムは引き続き買い方向を示唆している。ただし、RSIは70台の過熱圏に入り、勢いを保つ一方で上値追いには慎重さも求められる。
上値は1.3550および1.3610が意識され、これらを明確に上抜ける動きが見られれば、上昇の勢いが一段と強まる。下値は直下の1.3428、そして雲上限の1.3368が意識される。

今後は、中期線を意識した戻り売りにより一時的な調整が入るのか、それとも上向きの流れを保てるのかを注視していきたい。
今日の経済指標とイベント(12月24日)
- 8:50(日本時間)、日本・日銀金融政策決定会合・議事要旨公表(10月)
- 22:30(日本時間)、米・新規失業保険申請件数
- 24:30(日本時間)、米・石油在庫統計
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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