日経225は26日線を挟んで推移、ブレイク待ちの展開
米国株はFOMC後の安心感が一時広がるも、ハイテク売りでダウ反落。ドル円は日米金利差拡大で円売り進行、ユーロ円は1999年導入来の高値を更新した。
日経225は米株安を受けて26日線付近でのもみ合い継続。MACDはプラス圏を維持しているが、上昇モメンタムは限定的。51000pt上抜けで上値トライ、50000pt割れで調整入りの可能性。
今週は、米雇用統計、米CPI、日銀金融政策決定会合が注目ポイント。米雇用統計とCPIは、政府閉鎖で先送りされた指標であり注目度が高い。日銀は追加利上げが織り込まれる中、中立金利レンジの上方修正が焦点。
日経225は26日線を挟んで推移、ブレイク待ちの展開。
前日価格変動TOP3
- BTCUSD -1.82%
- JPN225 -1.49%
- XTIUSD -0.66%
マーケットハイライト
- 米ダウ反落、FRB利下げ期待で一時プラス圏もハイテク株売りで失速
- 日経225は下落、米株安が波及しNY時間に売り拡大
- ドル円反発、日米金利差拡大で円売り優勢
- ユーロドル横ばい、米金利上昇で一時安値も売り一巡後は下値を切り上げ
- ユーロ円6日続伸、円売りが支援し1999年導入来の高値更新
- ゴールドは続伸、米金利低下観測とETF残高小幅増加を背景に上昇
- 原油は続落、OPEC+減産維持と在庫減少で底堅くも需要減速懸念が上値を抑える
- ビットコイン反落、米株式市場のAI関連不安で下落し一時9万ドル割れ
日経225x(JPN225 Index)テクニカル分析
日経225(JPN225)の日足チャートを分析する。価格は前日までエンベロープ+2.0%付近で推移していたが、51000ptで上値を抑えられ急落、26日SMA付近へ回帰した。48000pt付近で反発した後の上昇局面は一服し、上値の重さが意識される展開となっている。
MACDはプラス圏でシグナルラインを若干上回る状態を維持しているが、ゼロラインに向けて縮小傾向にあり、上昇モメンタムの鈍化を示唆している。また、RSI(14)は51前後と中立域にあり、売買勢力は均衡状態にある。
上値の焦点は51000ptで、この水準を明確に上抜けた場合は51516pt、さらに52658ptの最高値更新が視野に入る。一方、調整が継続した場合は50000ptが最初のサポートラインとなる。同水準を割り込むとエンベロープ-2%水準、次いで48000pt方向への調整リスクが高まる。

現状は今回の大陰線により短期的な上昇モメンタムに陰りが見える。26日SMAを維持できるかが目先の焦点であり、同水準での攻防に注目したい。
今日の経済指標とイベント(12月15日)
- 8:50(日本時間)、日本・日銀短観(大企業業況判断Q4)
- 22:30(日本時間)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(12月)
- 24:00(日本時間)、米・NAHB住宅市場指数(12月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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