ビットコインは過去最高値手前で勢い鈍化

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本日、米消費者物価指数(CPI)は主要インフレ指標でFRBの利下げペース見直しの材料となる。伸び鈍化なら年内利下げ観測が強まりドル軟化の可能性。

トランプ大統領が中国関税一部停止を90日延長、大統領令署名で貿易摩擦懸念が一時緩和。

ビットコインは再び高値圏を視野に入れつつ、上昇基調を維持するも過去最高値手前で伸び悩み。

前日価格変動TOP3

  • XTIUSD     +0.88%
  • BTCUSD    +0.44%
  • XAUUSD    -1.44%

NY市場マーケットハイライト

  • トランプ大統領、中国関税一部停止措置90日延長の大統領令に署名
  • 次期FRB議長候補に利下げ支持のボウマン副議長らが検討対象として報道される
  • 米株軟調、ダウ199ドル安になり高関税政策に不透明感
  • ドル円続伸、12日米CPIを控えポジション調整のドル買い優勢
  • ユーロドル続落、薄商いの中で材料乏しくドル買いに押される
  • 原油は反発、米露首脳会談控え様子見ムードの中、OPECプラス生産拡大一時停止観測が支え
  • ゴールド下落、トランプ大統領「金に関税かからない」の投稿で関税懸念が後退
  • ビットコイン続伸、関税・地政学リスク警戒緩和が後押し

ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析

ビットコインの日足チャートを分析する。足元では回帰直線(黒線)にローソク足が接触して押し戻され、伸び悩みの状況を示しつつも、全体としては上昇基調が維持されている。

直近の上値は7月14日の過去最高値12万3,271ドルであり、これを突破すれば12万5,000ドルが次の目標水準となる。一方、下値は11万5,625ドル、さらに直近安値11万1,860ドル付近が順に支持帯を形成している。なお、10万7,721ドルまで反落した場合は調整色が強まる可能性がある。

20EMAは価格の下方に位置しながら上昇トレンドを示唆しているほか、RSI(14)は加熱圏手前で推移しており、過度な買われすぎは確認されない。

【BTCUSD/日足】

今後は上昇基調の維持が焦点となり、勢いが継続すれば高値更新の可能性が広がる。一方、反落時には前述の支持帯が維持されるか否かが基調の分岐点となる。

今日の経済指標とイベント(8月12日)

  • 13:30(日本時間)、豪・中央銀行政策金利発表
  • 15:00(日本時間)、英・ILO失業率
  • 18:00(日本時間)、独・ZEW景況感指数
  • 21:30(日本時間)、米・消費者物価指数(CPI)

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