ビットコインは10万ドル攻防、上値重い展開

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米政府再開への期待が投資家心理を支え、ダウ平均は史上最高値を更新。一方、政府機関の閉鎖により10月CPIや雇用統計の公表が困難となり、市場参加者の不確実性が増している。

暗号資産市場ではビットコインが10万1700ドル付近で推移し、続落基調が継続。中長期的な節目である365日線と心理的支持の10万ドルが相場の支えとなっている。

本日は、米10月CPIが発表延期となる可能性がある一方、英GDPやユーロ鉱工業生産が予定されており、欧州指標が相場の動向を左右する可能性がある。

前日価格変動TOP3

  • XAUUSD   +1.63%
  • BTCUSD    -0.93%
  • XTIUSD      -4.37%

マーケットハイライト

  • 米10月CPIおよび雇用統計が公表困難、政府機関の閉鎖により統計機能に支障
  • ECBラガルド総裁、国際決済銀行(BIS)主要会合の議長に就任予定
  • 米ダウ平均は326ドル高で史上最高値を更新、米政府再開観測が投資家心理を支援
  • ドル円は続伸、日銀利上げ慎重観測が円売りを誘発
  • ユーロドル続伸、米金利低下を背景に下値抵抗が強く底堅い動き
  • ゴールドは続伸、米長期金利の低下と不確実性の高まりで買いが優勢
  • 原油は急落、OPECが26年世界需要を供給不足から小幅な供給過剰へ予測修正
  • ビットコイン続落、上値が重い展開続き10万1700ドル付近で推移
  • 英国株(FTSE 100)は3日続伸、前日の米株高が波及し史上最高値を更新

ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析

ビットコインの日足チャートを分析する。21日SMAが200日SMAを下回り、中期的な調整局面が継続している。価格は心理的節目である10万ドル付近で下げ止まったものの、明確な反発には至っておらず、方向感の乏しい展開が続いている。

また、直近のローソク足の上ヒゲが21日SMAで抑えられており、短期的な戻り売り圧力の強さが確認できる。ただし、足元では365日SMAが価格を支える構図となっている。

RSI(14)は40近辺とやや弱含みではあるが中立圏内にあり、トレンドには明確な勢いは見られない。

反発した場合の上値は10万9375ドルおよび11万2500ドルが目標となる。一方、下落継続の場合は節目となる10万ドル、さらに9万8153ドルが直近の下値目安となる。

【BTCUSD/日足チャート】

現時点では21日SMAを上抜けるか、または365日SMAを下回り10万ドルを割り込むかが焦点であり、短期的にはいずれの方向に動くかが次のトレンドを示す局面といえる。

今日の経済指標とイベント(11月13日)

米政府機関閉鎖の影響により、米国指標の一部は発表中止・延期の可能性があります。

  •   9:30(日本時間)、豪・雇用統計
  • 16:00(日本時間)、英・国内総生産(第3四半期GDP)
  • 19:00(日本時間)、ユーロ圏・鉱工業生産
  • 未定:米・消費者物価指数(10月CPI)

※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

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