豪ドル米ドルは高水準維持と過熱感が交錯する局面
米1月中古住宅販売は年率391万戸と予想を大きく下回り、住宅市場の減速が鮮明に。AI懸念や金利警戒からダウは600ドル超下落し、センチメントを冷やした。
豪ドル米ドル(AUD/USD)は高値圏で推移する一方、過熱感と米株安を背景に伸び悩む展開。リスク回避の強まりから、オセアニア通貨には高値警戒の利食いが出やすい地合い。
ゴールドは心理的節目の5,000ドルを割り込み調整。金利先安観の後退や他資産への資金移動が売り圧力を強めた。ビットコインもリスクオフの波に押され、6.5万ドル台へ下落。株安と連動した利益確定売りが強まっている。
本日はユーロ圏四半期GDPと米1月CPIが焦点。特にCPIはインフレ再加速の有無を通じてFOMCの利下げ時期を左右し、米金利とドル相場、クロス円の方向性を大きく左右する。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -3.35%
- BTCUSD -3.26%
- XTIUSD -3.17%
マーケットハイライト
- 米1月中古住宅販売8.4%減の391万戸、予想415万戸下回り景気に重石
- 米ダウ続落669ドル安、AI脅威論再燃と政府閉鎖リスクを意識
- 日経平均は反落、衆院選後の急騰で息切れ感と高値警戒売り
- ドル円続落、米金利低下とリスク回避の円買いが交錯
- ユーロドルはほぼ横ばい、ドル安局面も欧州景気不安が上値を抑える
- 豪ドルは高値圏から調整、過熱感と米株安でオセアニア通貨は伸び悩み
- ゴールドは5,000ドル割れ、金利先安観の後退と他資産の資金流出が波及
- 原油は反落、IEAが供給過剰を警告し2026年の需要見通しを下方修正
- ビットコインは6.5万ドル台へ下落、リスクオフ環境下で利益確定売りが継続
豪ドル/米ドル(AUD/USD)テクニカル分析
豪ドル/ドルの日足チャートを分析する。現在は極めて強力な上昇局面にあり、価格はボリンジャーバンドの+2.5σから+4.5σの間を推移するなど、統計的にも異例と言えるほどの急加速を見せている。
20日EMAが下値支持線として機能するなか、中心線である200日SMAからの乖離も著しく拡大した。ボリンジャーバンドがスクイーズからエクスパンションへと移行したことで、蓄積されたエネルギーがトレンドとして一気に放出され、市場が過熱感を伴う局面へ突入したと整理できる。
ここで注目すべきは、価格が高値を維持しているにもかかわらず、統計的な偏位を示すZScoreが低下傾向にある点だ。これは上昇速度の鈍化、つまりモメンタムの質的な変化を示唆している。しかしながら、Fisher Transformはゼロライン上で持ち直しており、押し目を挟みつつも、依然として買い優勢の構造は維持されている。
今後の焦点は、0.7200を明確に上抜けて0.7325を試すか、あるいは20日EMAや0.6960を割り込んで調整局面へ移行するかだろう。

現時点では強気優勢だが、高値圏での空中戦となっている。本日発表の米CPIで上昇の持続性を確認しつつ、20日EMA付近での動向を見ながら戦略を立てるべき局面にある。
今日の経済指標とイベント(2月13日)
- 19:00(日本時間)、ユーロ圏・域内総生産(四半期GDP)
- 22:30(日本時間)、米・消費者物価指数(1月CPI)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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