日経225は支持帯で攻防、原油高と景気懸念が重荷
中東情勢の緊張が再び強まり、ホルムズ海峡封鎖継続の声明を受けてエネルギー価格が急騰。これを背景に米ドルへの資金流入が続き、株式市場からは資金がやや引き上げられやすい環境となっている。
日経225は上昇トレンド内の調整局面にあり、5万3300pt付近の支持帯で下げ止まるかが短期の分岐点。ここを維持できれば回帰的な反発で戻り余地が生じやすい一方、割り込む場合は調整幅拡大が意識されやすい。
本日は米コアPCE価格指数と米GDP改定値が同時刻に発表される構造となり、インフレ再評価の有無が市場の金利観測を揺らしやすい。加えてカナダ雇用統計やミシガン大学消費者態度指数も重なり、欧米時間は複数指標が重なることで短期ボラティリティが拡大しやすい時間帯。
前日価格変動TOP3
- XTI/USD(WTI原油/米ドル) +8.99%
- JPN225(日経225) -1.77%
- XAU/USD(ゴールド/米ドル) -1.87%
マーケットハイライト
- 中東緊張で原油急騰、インフレ再燃懸念の下で安全通貨ドルに資金集中
- イランがホルムズ封鎖継続を表明、エネルギー供給不安が世界市場の主因に
- 米住宅着工と失業保険申請が堅調、米景気の底堅さがドル相場を下支え
- 米ダウ続落、原油急騰によるインフレ再燃と景気減速懸念が株式の重荷
- 日経225続落、原油高による輸入コスト上昇と世界景気懸念が圧迫
- ドル指数続伸、中東戦争とエネルギー高で安全通貨ドル選好が強まる展開
- ドル円続伸、ドル選好と米指標の強さで円安基調維持
- ユーロ・ポンド・豪ドル軟調、地政学リスクとドル高で主要通貨に売り
- WTI原油95ドル突破、IEA4億バレル放出も封鎖継続声明で上昇止まらず
- ゴールドは続落、ドル高と実質金利上昇が安全資産需要を抑制
- ビットコイン7万ドル近辺、リスク回避環境で上値重く方向感乏しい
日経225(JPN225 Index)テクニカル分析
日経225の日足チャートを分析する。
日経225は長期上昇トレンドを維持する中で短期調整局面に入っている。価格は200SMAを上回って推移しており長期的な上昇構造は維持されている。
一方で直近の急落を受けLinReg(20)は下向きに転じ、短期モメンタムは鈍化している。ただし価格はLinReg(50)を基準とした回帰チャネルの下限付近(約−1.75σ)まで調整しており、直近高値の6万ptは同チャネルの上限に相当する対極の水準に位置している。
加えてこの価格帯は200期間ボリンジャーバンドの+1.0σ付近とも重なっており、テクニカル的な支持帯として意識される可能性がある。
モメンタム面ではHurst指数(トレンド持続性)が上昇してトレンドが回復しつつあり、V.R(ボラティリティ指標)も拡大していることから、短期的には回帰的な反発が生じLinReg(50)方向へ戻る可能性が考えられる。

現在の重要な価格水準は5万3300pt付近の支持帯である。上値はBB+1.5σ(5万6500pt付近)が上値抵抗として意識される水準である。短期的にはこの水準での下げ止まりが確認されるかが焦点となる。
本日の経済指標とイベント(3月13日)
- 16:00(日本時間)、英・国内総生産(1月GDP)
- 19:00(日本時間)、ユーロ圏・鉱工業生産(1月)
- 21:30(日本時間)、カナダ・雇用統計(2月)
- 21:30(日本時間)、米・PCE価格指数(1月コアPCE)
- 21:30(日本時間)、米・実質国内総生産(10-12月期GDP・改定値)
- 23:00(日本時間)、米・JOLTS求人件数(1月)
- 23:00(日本時間)、米・ミシガン大学消費者態度指数(3月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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