米国株式市場は高値圏での警戒感から利益確定売りが広がり、FRB高官の慎重な発言も重なってリスク回避が強まった。ダウ平均は一時797ドル超下落し、下げ幅を大きく拡大した。
ユーロドルはドル売りを背景に反発基調を維持しており、足元では21日線を上抜けた。上値は1.1660ドル前後の52日線・100日線が意識されている。
暗号資産市場では、FRBの利下げ姿勢後退を受けてビットコインが続落し、10万ドルを割り込んだ。リスク資産からの資金流出が進んだ。
前日価格変動TOP3
- BTCUSD -3.80%
- JPN225 -2.43%
- XAUUSD -0.76%
NY市場マーケットハイライト
- 米株下落、利下げ観測後退と高値警戒感でダウ一時797ドル超安
- セントルイス連銀ムサレム総裁、利下げ余地は限定的と発言
- ドル円は反落し154円半ばで推移、円安是正介入への警戒感で上値重い展開
- ユーロドル続伸、米株安のドル売りと持ち高調整の買いが優勢
- ゴールドは反落、一時上昇も米長期金利上昇で売り優勢に転換
- 原油は反発、地政学リスク意識と前日大幅安の反動で買い戻し
- ビットコイン続落、FRB利下げ慎重姿勢でリスク資産の売が進み10万ドル割れ
ユーロ/米ドル(EUR/USD)テクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。10月下旬の急落を経て下値から持ち直す展開となり、短期的な戻りを試す動きが見られる。ただし、21日SMA(単純移動平均線)は52日SMAを下回ったままであり、トレンド転換の判断には至っていない。
足元ではローソク足が21日SMAを上抜け、52日SMAおよび100日SMAが重なる水準(1.1660ドル付近)に接近する場面を迎えている。
RSI(14)は54後半まで上向いているが、中立圏に位置し、モメンタムは方向感に乏しい。
価格の上昇が継続すれば1.1728ドルが次の上値目標として意識される一方、下押しが入った場合は1.1542ドルおよび1.1474ドルが下値の目安となる。

今後は、52日SMAおよび100日SMAとの攻防が短期的な分岐点として注目される。
今日の経済指標とイベント(11月14日)
米政府機関閉鎖の影響により、米国指標の一部は発表中止・延期の可能性があります。
- 19:00(日本時間)、ユーロ圏・域内総生産(第3四半期実質GDP)
- 23:20(日本時間)、米・アトランタ連銀ボスティック総裁発言
- 未定:米・小売売上高(10月)
- 未定:米・生産者物価指数(PPI)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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