米生産者物価指数(PPI)が予想超えでインフレ懸念が再燃、市場の警戒感強まる。
米サンフランシスコ連銀総裁が大幅利下げに対して不支持発言、利下げ観測後退でドル買い戻しが先行。
ポンドドルは200日EMAで下げ止まり、モメンタム改善で上昇基調の可能性。
本日は米小売売上高やミシガン大信頼感指数など重要指標が多数控え、ドル相場の変動要因に。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +2.02%
- NZDUSD -0.90%
- BTCUSD -4.06%
NY市場マーケットハイライト
- 米財務長官がFRBへの利下げ圧力を否定、米サンフランシスコ連銀総裁は大幅利下げ不支持で市場の利下げ観測後退
- 米生産者物価指数(PPI)が予想上回る上昇、インフレ再燃懸念で市場に警戒感
- 米株下落、米PPI高止まりでリスク回避ムード高まる
- ドル円反発、利下げ期待後退でドル買い強まる
- ユーロドル反落、米インフレ懸念でドル高の流れに沿う展開
- 原油は反発、米露首脳会談を控えた地政学リスク意識で買い戻し
- ゴールドは反落、インフレ指標を受け売り優勢に
- ビットコイン急落、米財務長官による戦略備蓄発言と大幅利下げ期待後退で
英ポンド/米ドル(GBP/USD)テクニカル分析
ポンドドルの日足チャートを分析する。価格は200EMAで下げ止まり、反発基調に転じている。
現在は21EMAおよび52EMAを上抜け、両線が支持帯として機能しつつある。また、標準偏差チャネルの-0.5σ付近では一時的な反落が見られるものの、短期的な調整の範囲にとどまり、上昇バイアスの修正には至っていない可能性がある。
RSIは、一時30近くまで低下後に現在は50台へと上昇しており、モメンタムの回復を示唆している。
今後、上昇基調が継続する場合は、1.3600ドルおよび1.3672ドル付近がレジスタンスとして意識される。一方で反落局面では、52EMAが位置する1.3441ドル、さらに下値支持としては1.3366ドルが重要な節目となる。

移動平均線のゴールデンクロス形成とRSIの改善が重なる現在の局面で、チャネル上抜けの成否が中期的なトレンド転換の分岐点となる。
今日の経済指標とイベント(8月15日)
- 8:50(日本時間)日本・実質国内総生産(GDP)
- 13:30(日本時間)日本・鉱工業生産
- 21:30(日本時間)米・NY連銀製造業景気指数
- 21:30(日本時間)米・小売売上高
- 22:15(日本時間)米・鉱工業生産指数
- 23:00(日本時間)米・ミシガン大学消費者信頼感指数
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