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ビットコイン、7万ドル水準を巡る攻防続く

市場分析
安藤修安藤修
ビットコイン、7万ドル水準を巡る攻防続く

米1月CPIは前年比2.4%(予想2.5%)と下振れし、コアCPIは2.5%。前月比も総合+0.2%にとどまった。年内利下げ期待が強まり、米10年債利回りは4%近辺へ低下。ゴールドは米金利低下を追い風に5,000ドルを回復。

ユーロドルは米CPI後の上昇が一服し、利益確定・持ち高調整で小幅安。対照的にポンドドルは、英中銀チーフエコノミストのピル氏が追加利下げに慎重との見方を示し、利下げ観測後退を背景に反発。

ビットコインは反落し、レンジ相場から抜けきれない展開が継続。7万ドル近辺が上値抵抗として意識され、同水準を巡る攻防が続く。

本日は米国とカナダで休場となり、流動性低下に留意。日本の10-12月期GDPとユーロ圏12月鉱工業生産が短期材料となり、ドル円・ユーロドルの振れを誘発する可能性がある。

前日価格変動TOP3

  • XAUUSD   +2.46%
  • JPN225     +0.97%
  • BTCUSD   +1.67%

マーケットハイライト

  • 米1月CPIは前年比2.4%と予想比下振れ、コアも2.5%でインフレ鈍化が確認される
  • CPI下振れを受け、FRBの年内利下げ観測が強まり米長期金利は4%台前半へ低下
  • 米株まちまち、金利低下を好感しダウは堅調も、ナスダックは高値圏で一服
  • 日経225反発、米1月CPI下振れに伴う米株高・金利低下を背景に押し目買い優勢
  • ドル円は小幅続落、米CPI下振れによる金利低下からドル売り・円買いが進行
  • ユーロドルも小幅続落、CPI後の一時ユーロ高を週末のポジション調整が打ち消す形に
  • ポンドドル反発、ピル氏発言を受けた追加利下げ観測後退で巻き戻し
  • 豪ドル/ドルは続落、鉄鉱石価格の軟調と米CPI後のポジション調整が重し
  • ゴールドは5000ドル回復、米長期金利低下で非利子資産に追い風
  • 原油は続落、原油需給緩和観測が上値を抑制
  • ビットコインは反落、年内利下げ期待も7万ドルが上値抵抗

ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析

ビットコインの日足チャートを分析する。価格は急落後の反発局面にあるが、直近の下落フェーズに限れば、一方向的だった売り圧力には減速の兆しが見え始めている。

ただし、価格は200日SMAエンベロープの-35%〜-30%のレンジ内で推移しており、長期平均からの下方乖離はまだ大きい。反発は出ていても「下落の戻り」として売りが出やすい位置だ。

一方で、ZScore(200)は-2.2付近で統計的には売られ過ぎ圏にあり、反発余地を示唆している。また、勢いの面でも変化が出ている。ボリンジャーバンドは拡大しており、ADX(14)は高水準から低下を始めた。さらに-DIと+DIが接近しており、少なくとも下落推進力の一方向性は弱まりつつある。ここは「下げの勢いが鈍り、反発が成立しやすくなっている」サインと捉えたい。

注目はエンベロープ-30%ラインである。ここを日足終値で上抜けて維持できるなら、同時に7万ドルも越える形になり、市場の見方は反発が「戻り」から「巻き戻し」へ移る可能性が高まる。逆に-35%(6万5000ドル付近)を日足終値で下抜ける場合は、レンジ下限が維持されなかったことになり、再び下方向優位となるリスクが高まる。

【BTCUSD/日足チャート】

現状はレンジ内の攻防である。このレンジ幅が価格の支持・抵抗として機能している間においてのみ、上記の整理は有効だろう。まずは境界線での反応と終値の位置関係を確認すべき局面と考えたい。

今日の経済指標とイベント(2月16日)

  • 米国・休場
  • カナダ・休場
  • 8:50(日本時間)日本・実質国内総生産(第4四半期GDP)
  • 19:00(日本時間)ユーロ・鉱工業生産(12月)

※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

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