米NY連銀製造業景況指数は前月の+1.1から−8.7へ急低下し、市場予想を大きく下回る結果となった。需給と雇用の両面で弱さが目立ち、景気減速懸念が再燃。
JPN225 Index(日経平均株価)は、FOMC利下げ観測を追い風に45,000円の節目に迫る展開。RSI(14)は70付近まで推移するなど、強い買い圧力が継続している。
本日は米小売売上高や米鉱工業生産指数が発表予定。特に米小売売上高はFOMCの政策判断に影響し、市場のボラティリティを高める可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.98%
- XTIUSD +0.97%
- JPN225 +0.57%
NY市場マーケットハイライト
- 米国、日本車関税を27.5%から15%に大幅引き下げ
- NY連銀製造業指数はマイナス8.7に悪化、予想外のマイナス
- トランプ大統領、FOMC前に大幅利下げを要求し政治的圧力が高まる
- 米株堅調、米利下げ観測継続と米中協議の進展を好感
- 米財務長官、対中関税でも欧州の対応条件に
- ドル円反落、NY連銀指数下振れと米長期金利低下が重しに
- ユーロドル続伸、ECBショナーベル理事の利下げ慎重発言でユーロ買い優勢
- ゴールドは続伸、利下げ観測で非金利資産需要強まる
- 原油は続伸、ロシア産供給減観測で買い優勢
- ビットコイン小幅続落、FOMC控えた慎重姿勢が影響
JPN225 Index(日経平均株価)テクニカル分析
JPN225の日足チャートを分析する。価格は長期的な上昇基調を維持しつつ、足元では心理的節目である4万5,000円に接近し、同時に長期チャネルラインの上限に到達している。
また、現在のローソク足は10SMAからの乖離も大きく、上昇バイアスの継続が見られる一方で、同節目と長期チャネル上限が上値抵抗帯を形成している。
RSI(14)は69.5近辺で推移し買い圧力の持続が示唆されるものの、過度な買われすぎ圏(70以上)には入っていない。
上昇継続の場合は、4万5,380円が次の上値目安となる。一方、調整局面では4万3,510円、さらに4万2,880円が下値候補として意識される。

現在は複数のテクニカル要因が重なる局面であり、4万5,000円の攻防が今後の上値余地を測る上で焦点となる。
今日の経済指標とイベント(9月16日)
- 15:00(日本時間)、英・雇用統計
- 18:00(日本時間)、独・ZEW景況感指数
- 21:30(日本時間)、加・消費者物価指数(CPI)
- 21:30(日本時間)、米・小売売上高
- 22:15(日本時間)、米・鉱工業生産指数
JPN225 Indexに関する取引仕様・スプレッド情報は、ThreeTrader公式サイトでご確認いただけます。
(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)