本日深夜(18日午前3時)のFOMC結果発表を控え、各市場でボラティリティの高まりが予想される。利下げ幅とパウエル議長の今後の政策スタンスに関する発言が、短期的な相場方向を左右する重要な材料となる見込み。
ドル円は146円台で下値を模索する展開が続く。テクニカル面では200日移動平均線が上値を抑え、RSIは42台とモメンタムは鈍化。FOMC発表を控え調整圧力の強まりを示唆している。
本日は英CPI、ユーロ圏HICP、米住宅着工件数、加中銀政策金利発表も予定されており、FOMCを含めたイベントリスクへの警戒が必要。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +1.97%
- BTCUSD +1.34%
- USDCHF -1.05%
NY市場マーケットハイライト
- 米8月小売売上高は+0.6%と予想超え、3カ月連続増で消費の底堅さ示す
- ミラン氏のFRB理事就任で、FRB独立性懸念と利下げ期待が強まる
- 米株反落、FOMCを控え様子見とポジション調整で売り優勢
- ドル円下落、20年債入札好調による長期金利低下でドル売り優勢
- ユーロドル急伸、欧米の金融政策の違い意識で4年ぶり高値
- ゴールドは続伸、FRB利下げ観測で代替資産としての需要強まる
- 原油は続伸、ロシア・ウクライナ地政学リスクによる供給懸念で買い継続
- ビットコイン反発、ドル安と利下げ期待が支援材料
米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。現在、価格は短期レンジチャネル(橙)内での推移を続けつつ、下方向への調整色を強めている。直近のローソク足は20SMAに上値を抑えられ、200SMAは緩やかな下向き傾斜を維持しており、中長期的にも上値の重さが意識される構図である。
RSI(14)は42台まで低下しており、モメンタムの鈍化を示している。
反発する場合の上値目安は200SMA付近の148.60円、および心理的節目の150.00円が意識される。下落が継続した場合は100SMA水準の146.10円、さらに割り込めば145.30円が視野に入る。

足元では100SMAに差し掛かっており、ここを維持できるか否かが短期的な方向感を探る上での重要な判断材料となる。
今日の経済指標とイベント(9月17日)
- 15:00(日本時間)、英・消費者物価指数(CPI)
- 16:30(日本時間)、ユーロ圏・ECBラガルド総裁発言
- 18:00(日本時間)、ユーロ圏・消費者物価指数(HICP)
- 21:30(日本時間)、米・住宅着工件数
- 22:45(日本時間)、加・中銀(BoC)政策金利発表
- 23:30(日本時間)、米・石油在庫統計
- 翌3:00(日本時間)、米・FRB政策金利発表(FOMC)
- 翌3:30(日本時間)、米・FRBパウエル議長 定例記者会見
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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)

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