FRBジェファーソン副議長はインフレと雇用鈍化リスクを警戒し、追加利下げに関して「ゆっくりと進める必要がある」、「金利は中立水準に接近」との認識を示した。これを受けてNYダウは続落し、一時710ドル超下落し557ドル安で引けた。
為替市場ではドル円が155円台に乗せ続伸。ユーロ円は一時180円台まで上昇し、ユーロ導入以降の最高値を更新した。
日経225(JPN225 Index)は節目の5万ptを下回り反落。アジア市場でのインバウンド関連株の急落に加え、FRB高官による慎重発言が重なり、センチメントが大幅に悪化した。
前日価格変動TOP3
- BTCUSD -1.75%
- JPN225 -1.28%
- XAUUSD -0.96%
NY市場マーケットハイライト
- FRBジェファーソン副議長は「金利は中立水準に接近」との認識を示し、追加利下げに慎重姿勢を示す
- 米NY連銀製造業景気指数は18.7と予想を大きく上回り、昨年11月以来の高水準を記録
- NYダウは3日続落で557ドル安、FRB副議長の慎重発言が重荷にとなり一時710ドル超下落
- ドル円続伸、米11月NY連銀製造業景気指数の改善を受け155円台に乗せる
- ユーロドル続落、米FRBの慎重姿勢でドル買いが優勢に
- ユーロ円は一段高、ユーロ導入後の最高値を更新し一時180円台に
- 金は続落、米FRB高官の慎重発言を受け資金流入が鈍化
- 原油は続落、米株急落でリスク回避姿勢が強まり連れ安
- ビットコイン続落、米利下げ観測後退が継続しリスク資産全体が軟調
- 日経平均株価は反落、インバウンド関連銘柄急落と米利下げ観測後退で市場心理が悪化
JPN225 Index(日経225)テクニカル分析
日経225の日足チャートを分析する。前日まで下支えとなっていた50000ptを下回り、足元ではボリンジャーバンド−1σでいったん下げ止まる形となっている。これにより、センチメントはやや悪化しており、短期的な調整局面入りの流れも視野に入る。
ボリンジャーバンドのバンド幅の拡大は見られず、現状は急落相場ではないが、支持線の連続的な下抜けは警戒要因となりうる。
RSI(14)は低下しながら50近辺に位置しており、買い圧力が後退してきている。
上値の目標は51516ptと52658ptが意識されており、反対に50000ptを早期に回復できない場合、48400ptあたりまで調整が進む可能性もある。

現在のチャートからは50000pt付近が相場の分岐点として意識される。現時点ではボリンジャーバンド−1σの維持とRSIの反転が焦点となり、その動向に注目したい。
今日の経済指標とイベント(11月18日)
米政府機関閉鎖の影響により、米国指標の一部は発表中止・延期の可能性があります。
- 9:30(日本時間)、豪・中央銀行金融政策会合議事要旨
- 23:15(日本時間)、米・鉱工業生産指数(10月)
- 24:00(日本時間)、米・製造業新規受注(8月)
- 24:00(日本時間)、米・耐久財受注(8月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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