ビットコイン、FOMC前に7万5,000ドルで方向探る
本日は米PPIコア、FOMC政策金利、パウエル議長会見が集中し、結果とトーン次第では金利見通しの再評価が一気に進む可能性がある。長期金利・ドル・株式・暗号資産へとボラティリティが波及しやすく、イベント通過まではポジション調整圧力が優勢となりやすい。
FOMCを軸とした主要中銀イベントを前に、市場では利下げ期待を背景に株式・暗号資産への資金流入が続く一方、中東情勢とインフレ再燃が新たな不確実性として意識されている。
ビットコインは戻り高値を切り上げながら上昇モメンタムを維持し、7万5000ドルを分岐点に方向選択の局面にある。この水準の上抜けに失敗する展開が続けば7万ドルを中心としたレンジへの回帰シナリオにも注意が必要。
前日価格変動TOP3
- XTI/USD(WTI原油/米ドル) +1.95%
- AUD/JPY(豪ドル/円) +0.47%
- AUD/USD(豪ドル/米ドル) +0.45%
マーケットハイライト
- 金融政策会合前で様子見もAI株高続く、中東・インフレが不安材料
- FOMC・ECB・日銀会合を控え、市場は利下げ開始時期を慎重に模索
- 中東情勢緊迫と原油高でインフレ再加速懸念、長期金利と商品市況の上振れリスク
- 豪中銀が政策金利を4.10%へ引き上げ、2会合連続利上げで利下げ幅を大半回復
- 米株は利上げ打ち止め観測とAI関連物色で高値圏維持、資金流入継続
- 日経平均は円安一服と半導体株の利益確定で反落、短期資金は持ち高調整
- ドル円はFOMC・日銀前で方向感乏しく、金利差と政策見通しの綱引きが続く
- ユーロ・ポンドは対ドルで上昇、欧州景気底入れ期待とドル軟化観測が支え
- 原油は中東供給不安で反発基調、インフレ圧力再燃懸念が市場の重しに
- ビットコインはETF資金流入観測で続伸、7.4万ドル台を中心に底堅い推移
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコイン(BTC/USD)の日足チャートを分析する。
ビットコインは、長期の下降基調にありながらも、その勢いが後退している。足元では、戻り高値を切り上げる形で構造の立て直しが進んでいる局面である。
価格は中期の下降基準線(LinReg(50))を押し返しつつ、短期の上昇傾斜を維持したまま7万5000の攻防に入っている。この水準は単なる目先の高値ではなく、戻り局面が自律反発で終わるのか、上方への構造転換に進むのかを分ける分岐点である。
各指標からは持続性とトレンド性が確認され、過熱感はなく、価格は中立的なレンジ内に位置する。ボラティリティは収縮しておりエネルギー蓄積局面にあるため、次のブレイクは値幅を伴いやすい。モメンタムは上昇優位を維持しつつも過熱には至らず、トレンド継続余地を残す状態である。
したがって、7万5000を日足終値での明確な上抜けと定着が確認されれば、戻り優位の見方が肯定され、次の注目水準は7万8130へ移る。
この水準を超え切れず反落するだけでは直ちに崩落を示唆するわけではないが、下落が続き、6万5000を割り込むなら直近の立て直しは否定される可能性が高い。さらに6万500割れは、下方拡大型の流れとして捉え直す必要が生じる。

現局面は、7万5000ドルを境に、上抜け確認で買い優位、失速確認で再び下方向警戒へ傾く転換点である。
本日の経済指標とイベント(3月18日)
- 日本・日銀金融政策決定会合(1日目)
- 8:50(日本時間)、日本・貿易統計(2月)
- 19:00(日本時間)、ユーロ圏・消費者物価指数(2月HICP)
- 21:30(日本時間)、米・卸売物価指数(2月PPIコア指数)
- 22:45(日本時間)、カナダ・BOC政策金利
- 翌3:00(日本時間)、米・FOMC終了後 政策金利発表
- 翌3:30(日本時間)、米・FRBパウエル議長 定例記者会見
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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